●打ち合わせ一切ナシ、過去最大の試練に挑む!
今年の七番勝負もいよいよ終盤。「DNA狂詩曲」でスタートした第六戦は、曲が終わるとステージ上におしぼりや焼き鳥、鍋、「おでん」と書かれたのれんがセッティング。そして発表された本日のテーマは「VSお父さん」! 見届け人・山里亮太からは「お父さんと話すのに普通は打ち合わせなんてしないでしょ? だから今日もほぼノープランです。七番勝負史上、最も難しい戦いになるでしょう!」と宣言される。
『ビートたけしのTVタックル』の収録から駆けつけた対戦相手・勝谷誠彦が登場し、第六戦が開幕! ガチンコ本音トークという試みが、吉と出るか凶と出るか…。夏菜子の「がんばりましょーう!」という号令に合わせてウーロン茶で乾杯し、料理を肴にお父さんと語り合う異色対戦が始まった!
●勝谷の壮絶体験に、会場が静まり返る
まずは「携帯の待ち受けをももクロと撮った写真にしてます!」とさっそくももクロ愛を披露した勝谷が、5人の魅力は「健気さ」にあると語り始める。
「この言葉は、勇気がある、勇ましいという意味もあり、武士の時代から使われていた。つまり、ファンのみなさんを“モノノフ”と呼ぶのも偶然ではないんですね」
「ファンも健気で暖かいのがすばらしいよね!」とももクロを絶賛。
続いて勝谷の経歴を振り返りながら、カメラマン時代に戦場で経験した壮絶なエピソードが明かされる。真剣に聞き入る5人に、「ネットや人の話を聞いて判断するのではなく、実際に自分の目で見て感じてほしい」と、父親目線で想いを伝える勝谷だった。
●ももクロの好きな言葉を元に、作詞に挑戦!
ここからはテーマを元にフリートーク!
まずは「食べるということ」のお題で、甘いものだけでなくピーマン・ナス・カボチャなどの野菜も好きなことを明かすあーりん。さらに勝谷が、この日のための事前打ち合わせで川上マネージャーと食事をした際のエピソードを暴露し、二階席から川上マネージャーが頭を下げる一幕も。
「世界を見るということ」「お父さん世代からももクロに伝えたいこと」などのテーマでフリートークが展開し、「今は編集されたコンテンツを信じられない人が多いから、ライブやイベントが支持を得ている。だからももクロは時代にも合っているんです!」と熱弁した勝谷。
続いては本日唯一の企画「みんなで詞を作ろう」。メンバーそれぞれが好きな言葉を発表し、若い頃から詩人としても活動している勝谷が詞にまとめるコーナーだ。
「人事を尽くして天命を待つ」(あーりん)、「助けて」(れに)、「ENJOY」(夏菜子)、「未来と自分は変えられる」(しおりん)、「奇跡」(杏果)など五者五様の言葉を盛り込み、勝谷が書いた詞が以下のもの。
『「未来と自分は変えられる」のか だったら毎日「enjoy」enjoy
「人事を尽くして天命を待つ」か だったらお願い「奇跡」 奇跡
私はちっとも分からない 「助けて」助けて助けてあーりん!』
これをリズムに乗せて朗読し、盛り上がるメンバー。実は勝谷がももクロの詞を書いていることも明かされたが、「それは秘密です!」と、残念ながら発表されることはなかった。
●バトル終了後も、ももクロ愛が止まらない勝谷
終了時間が迫っても、ももクロのすばらしさを説き続ける勝谷。
「最近は“オンリーワン”がいいとされ、競争をさせない社会になった。彼女たちが画期的だったのはそれを打ち破り、堂々とナンバーワンを目指していること」
「今は失言だけで袋叩きにするし、足を引っ張り合うばかりの嫉妬の社会になった。でも彼女たちは本当に仲がよくて気持ちいい!」
まだまだトークが終わる気配はなかったものの、時間の都合で終了のゴング!
親子のように5人との会話を楽しみ、レポートでは明かせない毒舌トークも多数繰り返した勝谷。彼が下した本日の判定は……ももクロの勝利!
「最近の若い人はすごく優れている。だから日本の未来は明るいし、そのトップリーダーがももクロです!」と勝谷。「やったー」「お父さんありがとう!」と盛り上がるメンバー。こうして第六戦は終了…するかに思えたのだが!
●もうひとりのお父さん」登場で、衝撃のサプライズ発表!
するとここで「もうひとり、ももクロに想いを伝えたいお父さんがいるそうです」と書かれたカンペを読む山里。聞き慣れたメロディーに乗せて現れたのは…なんと、松崎しげる!!
「愛のメモリー」を会場一体となって熱唱していると、♪「国立競技場という夢の前に〜やるべきことがある〜」という替え歌が。そのまま曲に乗せて発表されたのは…。
8月4日(日) 日産スタジアムでのライブ「サマーダイブ2013」開催決定!!!
サプライズ発表に驚愕するメンバーたち、白熱する会場、そして涙を流す山里。
さらに「ももクロさん、国立競技場が夢とおっしゃっていますが、ウチは埋められるんですかねぇ?」という日産スタジアム関係者からの挑戦的なメッセージVTRも紹介された。72,327席を有する日本最大のスタジアムでのライブが決定し、ももクロの夏は今年も熱くなりそうだ。
興奮冷めやらぬ中、5人が全国の働くお父さんに向けて「労働讃歌」でエールを送り、フリートークとサプライズに湧いた第六戦は終了。いよいよ明日は最終戦の「VS浅草」。対戦相手のWコロンに勝利し、有終の美を飾ることはできるのか!?
(文:田島太陽)