単推し?箱推し?ガチ恋? いや、DD(誰でも大好き)だっていいじゃないか。
博愛ヲタの方はもちろん!女性DDを中心にアイドルファン層の裾野を広げちゃおう!という
ちゃんとしたコンセプトの真面目番組。あれもこれも、色んな企画が満載です!
土曜日 配信(月4回)
MC 夢眠ねむ(でんぱ組.inc) 日笠麗奈(モデル)
ゲスト たくさん!

夢眠ねむ(以下、ねむ) このおふたりは『でんぱ組.inc』(以下、でんぱ組)を無名の時から押し出してくれたふたりで…
松本昌幸(以下、松本) 斉藤さんが一番最初に。
斉藤まこと(以下、斉藤) 最近はすっかり『MARQUEE』さん任せで。
ねむ (詳しく)説明すると、私が初めて表紙を…
斉藤 そう!しかも「きゃり〜(ぱみゅぱみゅ)」ちゃんと一緒に。3年くらい前に…
松本 (まだ)注目される以前ですもんね。
ねむ (きゃり〜ちゃんと)ねむが、ツーショットの雑誌に出してくださって、そこから色んなご縁で『MARQUEE』さんに。
松本 斉藤さんの熱意に打たれ、でんぱ組の熱意に打たれ、それで跡継ぎのように始めて。この間は、別冊も出させて頂いて。
斉藤 すごい好評だったよね!
ねむ すごい好評でしたか?
松本 好評でした。60万弱も文字数があるので…最初はすごくコアなファンからの、読みがいがあるって感じ(の感想)だったけど、最近は、ライトユーザーから「重い」「読めない」って(笑)
ねむ 内容も暗いし…
松本 (でも)みんなの励みになっているし、女性ファンへのアピールにもなっている。
斉藤 (女性ファンは)すごい増えている。「DEMPA MODELS X100 COSPLAY」の(本の)時も、すごい数の女の子のファンがサインを求めていて…
松本 今のアイドルの現場をいろいろ回るんだけど、でんぱ組の現場が一番女の子のファンが多いよね。
ねむ 多い!最初は1割にも満たなかったんだけど…最近は4:6とか。
松本 しかもファッション系が多い。男性でも、スカート履いている人とか。
ねむ 服飾を勉強している人とか。
日笠麗奈(以下、日笠) おしゃれな方がすごく多い!
松本 すごいよね、あの当時。今からたった2年前。
斉藤 『最高の離婚』(※フジテレビ系列で放送したドラマ)の時に、(主演の)瑛太くんがねむきゅん推しだったのがね、あれ、感激した。
ねむ でも、きっかけになれてるっていうのはすごい!
斉藤 あれ、すごかったよね。
ねむ 雑誌でもアイドルを使うこともあったと思いますが…
松本 斉藤さんとか『H』の立上げの…
ねむ そう。オシャレど真ん中の、とんがってる層に読まれている雑誌の編集長だと思うんですけど、アイドルのページ増えてませんか?(笑)
斉藤 激増えでしょ(笑)
ねむ でんぱ組に限らず、アイドル熱いなって思ったきっかけって、あったんですか?
松本 僕も、でんぱ組きっかけなんですよね。斉藤さんは?
斉藤 最初に、かつてのバンドブームみたいに、アイドル(ブーム)があってそこから今はブームではなくて、もうSNSみたいな感じになっていて…パズドラとかLINEバブルとかと同じようにAKBとかでんぱ組がそれぞれのアイドルグループがアプリ化して、みんなでそれを楽しんでいる。だから、女の子も楽しんでいるんじゃないかな?って(思う)。
ねむ しかも、ゲームしなかったような人たちもするようになってるし!
松本 アイドルっていう自由参加型の大きなゲームに、アイドルもアイドルファンも一緒に参加して…そこに参加するのが楽しいっていう感じ。
ねむ おふたりも現場に来て下さったり、ファンのみんなと触れ合ったりしていますが、“DD”については、どう思いますが?
斉藤 それって日笠さんが代表だよね。どうして“DD”になったの?
日笠 すごいアイドルが多くて、アプリみたいな感じで、色んなジャンルもあるし。音楽のジャンルもバラバラで、女の子のキャラもバラバラで、それをひとつに絞れって言う方が難しいじゃん!って、勝手に開き直っている。そんな風に選びきれていないっていう人は多いと思う。おふたり的には、色んなアイドルファンを見てきて、“DD”とか、どう思われているんだろう?…って。
松本 完璧“DD”ですからね!僕。超絶“DD”。昨日は6現場まわしましたよ。
ねむ KSDDですね!(笑)
松本 起きたらすぐ現場みたいな!
ねむ いつ編集してるんですか?
松本 進んでなくて、しわ寄せが…
ねむ でもでも、それも取材だぁーって、言って。
松本 (実際)いい新人さんも見ました。昨日見ました。
ねむ そういうのはやっぱり現場へ行かないと、“DD”やらないと見えない景色じゃないですけど…凝り固まっちゃうじゃないですか。
松本 現場でアイドルのファンの人達に色んな意見を聞けるんですよ。どこで何が起こってるかとか。
ねむ 色んなアイドルが集まる現場も多いですしね。
斉藤 対バンというか、もはや…色んな、ね。
ねむ 祭りぐらいの!何で笑ってるんですかーっ?!
松本 いやいや、祭り好きだなって思って(笑)
ねむ アイドルさんがいっぱい出て、(SHIBUYA-)AXだったりとか、楽屋に相部屋とかで、3組ずつぐらい入ることとかもあるし。松本さん来るじゃないですか!(笑)
松本 たまになんですけど…時々パッと扉開けると、ムーって、くるんですよ!
斉藤 それ、空気の缶詰とかにして物販するといいかも(笑)
ねむ ちょっと!ちょっと!この回って、固い話になんのかな〜って思っていたら、急に、気持ち悪い方向にばーっ!て。
斉藤 (直前のゲストの)しずる村上さんが、でんぱ組について熱く語っていたところを見て、スゴいな〜って思って(笑)
日笠 そういう缶詰だったり…
松本 僕らはいいんですけどね。それを皆さんにお届けしたいな。
ねむ 付録にしたらいいんじゃないですか?
松本 付録にするんですか?(笑)
ねむ 『MARQUEE』の特大号!缶詰つき。
斉藤 缶詰、斬新ですよね!缶詰…?何なんだろう??みたいな。
松本 書店に置くと、置きづらいよ。
ねむ 最近おまけつきの雑誌って流行ってるし、本屋のストックの在庫の幅も(以前よりは)…
斉藤 ありますよね(笑)
ねむ ありますよ。
日笠 売れますよ。
ねむ 買います!
斉藤 そう思うと…完全にみんな巫女なんじゃないかと思って。正月にみんなにおみくじを渡す人みたいなのが、アイドルなんじゃないかと。
日笠 チェキだったりブロマイドなんも、お守りって言ったらお守りですよね。定期入れに入れたり、とか。
斉藤 絶対そうですよね。
ねむ LIVEもそういう感じですよね…巫女的な!
(トークは、アイドル話題から徐々に、番組コンセプトの話へ…)
ねむ 私たち、こういう番組のMCは初めてなんですよ。ふたりとも色んな人と触れ合った数が多いと思うんですよ。いいところを引き出すのって編集の仕事だと思うんですけど、そういうアドバイスを下さい。
松本 おふたりともね…女性の司会でアイドルを特集されるわけでしょう?女性ファンが増えないと楽しくないし、女性の視点で語るそのアイドルの話って、スゴく聞いてみたいんですよね。女の子同士だからこそしゃべれるところがあって、それがアイドルさんにもスゴく還元出来ると思ってるんですよね。脱線話も逆に、女の子同士だからものスゴく出来ちゃうと思うんですよ。
ねむ 男の子が…「女の子がダラダラしゃべっている」のを見るって、楽しいんですか?
松本 時と場合によります(笑)
斉藤 「今日」の服装のコンセプトを話してもらったり…。
ねむ アイドルの私服っていいですよね。ずっと、同じリュック背負ってる子とか多いんですよ!徐々にバッチが増えていく感じとか…。
斉藤 至近距離から見てる感じ(笑)
ねむ 最後に、この番組に期待していることなど、あれば(お願いします)。
松本 増やしてほしいですよね。誰でも大好きみたいなことでしょ?
ねむ アイドルは終わっちゃう生き物なので…。
松本 男性ファンの目線から言いますと、“DD”で、色んなアイドルさんが好きだから行くでしょう?大目に甘くちょっと見て欲しい(笑)
ねむ 色んなアイドルさんのところに行くのを、大目に見て欲しい(笑)
松本 並んでいる時に、こっちの方を睨みつけないで欲しい(笑)
ねむ でもホントにファン代表として来てくれてるんですよね…?私も、たま〜にやっちゃうんですよね。悪意はないんですけど…「さっき誰々さんのところに、並んでたよね?」とか悪気ナシに言っちゃって…深く傷つけちゃったりとかしたんで、気をつけます…男の子って繊細なんですね。
松本 ロマンチストなんですよ!
ねむ 分かりました!
斉藤 アイドルって、結構うたかたのもので…今年と来年とでは変わっちゃうから、今年見なきゃみたいな…旬の華みたいなものがあると思うんですけど。AKB48とかは、そういうのをあえて取り込んでやってると思うんですけど。逆にねむきゅんとか、でんぱ組とかバンドじゃないもん!とかは、ずっと続けちゃうっていうのがいいと思う。
ずーっと続けることによって、THE BLUE HEARTSがTHE HIGH-LOWSになり、ザ・クロマニヨンズになり続いていっているのと同じすごさを見せるというか…やってること変わらないじゃないですか!(笑)でも、ずっと続けるってスゴいなっていうか…
だから、ずっとアイドルでいいんだっていうところまでやりきるとアイドルっていうのが、いつしかパンクロックと同じような、ジャンルにできる可能性っていうのが、でんぱ組以降ってあるんじゃないかなって思ってて。だから10年ぐらいは続けてもらって(笑)
ねむ 長寿番組目指して頑張りたいと思います。