「流れ星ゆうどうがさ」「ママママバトルざます」

今夜、流星群が見られると聞いたのび太は、新しいゲームを買ってもらえるようにお願いしようと、夕方から空に向かってお願いごとを言う練習を始める。そして夜、流れ星にお願いごとを言おうとするが、どうしても３回連続で「新しいゲームがほしい」と言うことができない。
　そんなのび太を見て、大笑いするドラえもん。ところが、自分だけが新しいゲームを持っていないのだと泣きつかれてしまい、『流れ星ゆうどうがさ』を取り出す。これを使えば、流れ星、つまり隕石（いんせき）を誘導（ゆうどう）してキャッチすることができるのだという。
　さっそく、夜空にアンテナを向けて星をさがすドラえもん。すると、アンテナが隕石に反のうして点めつしたため、誘導ボタンをおしたところ、流れ星がたくさん飛んできたからビックリ！ ところが小さすぎて、キャッチした時にはもえつきてしまう…。
　それならば、もっと大きい星をよんでやると意気ごむのび太。すると、警告（けいこく）音が鳴るほど、大きな隕石がせまってきて…！？

（「流れ星ゆうどうがさ」てんとう虫コミックスプラス５巻より）

またもや学校のテストでひどい点数を取り、ママにきつくしかられたにもかかわらず、昼寝（ね）をしようとするのび太。クラスでビリになってもまったく気にしない、あまりの競争心の無さにあきれたドラえもんは、ポケットから小さな肉を取り出す。
　これは『しゅくテキ』というひみつ道具で、フライパンでステーキのように焼いて食べると、競争心がわいてくるらしい。ところが、そのしゅくテキをママが食べてしまったから大変！
　その直後、買い物に出かけたママは、道で会ったスネ夫のママに挑戦（ちょうせん）的な態度（たいど）を取り、スネ夫のママもそれに応戦（おうせん）。二人とも夕ご飯はカレーだと言うと、スーパーに向かって走り出して…！？