「宇宙戦艦のび太を襲う」

しずかや出木杉から、人間はふしぎな予知夢（よちむ）を見ることがあると聞いたのび太は、夢（ゆめ）で悪いことを予知するなんてウソに決まってる！と言って、まったく信じない。そんなのび太に、ドラえもんは『予知夢アメ』をわたす。このアメをなめてから寝（ね）ると、キケンがせまっている時、夢の中で知らせてくれるというのだ。
　さっそく予知夢アメを口に入れて昼寝をするのび太。すぐに眠（ねむ）りについたのび太が見た夢は、宇宙船に乗った宇宙人が地球を征服（せいふく）するためにやって来るというものだった。
　あわてて飛び起きてしまうのび太だったが、ドラえもんにもう一度寝れば続きが見られるかもしれないと言われ、ふたたび眠りにつく。すると、宇宙人の上陸先が日本であることがわかった！ のび太とドラえもんは大あわてで、みんなに地球の危機（きき）だと相談するが、だれも信じてくれない…。
　そんな中、しずかが突然（とつぜん）、高熱を出して寝こんでしまう。そこで、ドラえもんが『お医者さんカバン』を使って調べたところ、なんとしずかの胃（い）の中に宇宙船が見つかって…！？

（「宇宙戦艦のび太を襲う」てんとう虫コミックス第４３巻より）