「ペットはこいのぼり」「チョージャワラシベ」[2021年5月1日放送]

「ペットはこいのぼり」

「ペットはこいのぼり」「チョージャワラシベ」

こどもの日が近づいたある日、スネ夫が自分のこいのぼりのじまんを始める。さらに、「屋根より高くないこいのぼりなんてこいのぼりとよんでいいものか…」などと続けるスネ夫。すると、それを聞いていた、近所の小さな男の子・てっちゃんが泣きながら走り去ってしまった。
 家へと走っていったてっちゃんは、自分も屋根よりも高いこいのぼりがほしいと言い、ママをこまらせてしまう。その様子を見たのび太としずか、ジャイアンからじまんしたことをせめられたスネ夫は、自分の家にもどると、こいのぼりをおろし、思わずハサミで切ろうとして…。
 通りかったドラえもんに止められるスネ夫。理由を知ったドラえもんは、自分にまかせてとスネ夫からこいのぼりを借りると、『雲製造(せいぞう)機』を取り出し、のび太の部屋の中を雲の池にしてしまう。そして、『こいのぼり操縦(そうじゅう)機』を使って、スネ夫のこいのぼりを、雲の池の中に泳がせる。
 ドラえもんによると、この後、こいのぼりがタマゴを産むという。大きくなるまでは4、5日かかるが、柏餅(かしわもち)をたくさん食べさせれば早く育つと聞き、のび太はママが買ってきた柏餅を食べさせてみるが…!?

(「こいのぼり」てんとう虫コミックス6巻より)

「チョージャワラシベ」

「ペットはこいのぼり」「チョージャワラシベ」

野球のグローブがボロボロになってしまったので、新しいものがほしいと言い出すのび太。それを聞いたドラえもんは、ほしいからといって手に入ると思うなとクギをさすが、のび太は、「かんたんに手に入れたいとは思わない。少しはむずかしくてもいい」とあきらめない。
 ドラえもんはしかたなく、『チョージャワラシベ』を取り出す。これを持ってうろうろしていると願いがかなうというのだ。ためしにドラえもんがワラシベを持って「どら焼きが食べたい」と言い、うろうろ歩き出したところ、クシャミをしたかったパパがワラシベをほしがり、かわりにひろった小さなガラス玉をくれる。
 その後、何かをさがしているママが、ドラえもんが持っているガラス玉を見て、大よろこび! ガラス玉はママのスーツのボタンだったのだ。よろこんだママは、戸だなに置いてあるどら焼きをくれ、ドラえもんはどら焼きを手に入れることに成功する。
 それを見たのび太も、新品のグローブを手に入れようと、ワラシベを手にはりきって出かけていくが…!?

(「チョージャワラシベ」てんとう虫コミックス 第13巻より)