「ヴェルサイユのママ」「動物型にげだし錠」[2019年11月16日放送]

「ヴェルサイユのママ」

「ヴェルサイユのママ」「動物型にげだし錠」

ママに物置の整理をたのまれた、のび太たち。なかなか開かない物置のとびらを、パパが力まかせに開けたところ、中の物がくずれ落ちてしまう。その中から一冊(さつ)のコミックを手にするのび太。それは、ママが大切にしていた「ヴェルサイユのラバ」というラブストーリーだった。
 「一度でいいから、あこがれのヴェルサイユ宮殿(きゅうでん)に行ってみたい」というママの願いをかなえてあげたいと考えたのび太は、ドラえもんに空間と時間の両方を入れかえることができる『時空間いれかえ機』を出してもらう。
 さっそく、専(せん)用のペンキでのび太の家を囲み、「18世紀のフランス・ヴェルサイユ」を設定(せってい)し、スイッチをおすドラえもん。ところがその直後、何も知らないママが買い物に出かけてしまったから大変!
 宮殿の庭で、乗り物で遊んでいた国王にぶつかりそうになり、転んでしまったママは、国王とは知らず、もんくを言ってしまう。一方の国王は、なぜかママを気に入ったようで、ママを宮殿にまねき入れ…!?

「動物型にげだし錠」

「ヴェルサイユのママ」「動物型にげだし錠」

のび太たちが空き地で遊んでいると、きげんの悪いジャイアンがやってきたため、近よるとろくなことがないと、みんな遊ぶのをやめて家に帰ってしまう…。のび太の話を聞いたドラえもんは、『動物がたにげだしじょう』を取り出す。これを飲むと、書いてある動物がピンチの時に敵(てき)からにげる能力(のうりょく)と同じ動きをするのだという。
 さっそく、ためしに一つぶ飲むドラえもん。何の動物を飲んだのか知りたいのび太は、ピンチの時にならないと、どんな動きをするのかわからないと聞き、ネズミの人形をドラえもんに見せる。すると、ドラえもんはまるで死んだように動かなくなってしまった!
 のび太があわてていると、ドラえもんはとつぜん、上半身を起こす。ドラえもんが飲んだのは、襲(おそ)われそうになると死んだふりをするポッサムだったのだ。
 さっそくのび太は動物がたにげだしじょうを一つぶ飲んで、ジャイアンの元へと向かうが…!?

(「動物がたにげだしじょう」てんとう虫コミックス 第10巻より)