「ネアンデルタール人を救え」「のび太もたまには考える」[2019年6月7日放送]

「ネアンデルタール人を救え」

「ネアンデルタール人を救え」「のび太もたまには考える」

博物館に行ったスネ夫から、4万年前に絶滅(ぜつめつ)したといわれる“ネアンデルタール人”について聞いたのび太は、ネアンデルタール人に会ってみたいと考え、ドラえもん、しずかとともに『タイムマシン』で、かれらがまだ生息していた4万年前のヨーロッパへと向かう。
 『テキオー灯』を浴びて氷河(ひょうが)期に適応(てきおう)した3人は、ひとりのネアンデルタール人の子どもと出会う。見た目はジャイアンそっくりだが、やさしくて弱虫なその少年は、スネ夫そっくりの“ホモ・サピエンス”の子どもたちから仲間外れにされていた。しかも、のび太そっくりのホモ・サピエンスの女の子に恋(こい)しているようで…!
 ジャイアンそっくりのネアンデルタール少年のことをかわいそうに思い、なんとか助けてあげたいと言い出すのび太。そこでドラえもんは『きせかえカメラ』でのび太をホモ・サピエンスの女の子に変身させ、ジャイアンそっくりのネアンデルタール少年をやる気にさせようと考えるが…!?

「のび太もたまには考える」

「ネアンデルタール人を救え」「のび太もたまには考える」

「明日の算数のテストで0点を取ったら、幼稚園(ようちえん)からやり直してもらう」と、先生にクギをさされ、ドラえもんに泣きつくのび太。ところがドラえもんには、「いっぺんでいいから本気で悩んでみろ!」とつき放されてしまう。しかたなく勉強をはじめるのび太だったが、よりによってママから買い物をたのまれてしまった…。
 一気にやる気がなくなったと落ちこむのび太を見たドラえもんは、しかたなく『能力(のうりょく)カセット』を取りだす。カセットには、さまざまな人の能力が入っており、それを体にセットすると、1時間だけ自分の能力として使うことができるのだ。
 さっそく“マラソン選手の能力”を選んで、すばやくおつかいをすませたのび太は、カセットの中に“数学者の能力”が入っていることに気がつき、ドラえもんから取り上げてしまう。そして、あっという間に勉強を終わらせると、昼寝(ひるね)をする始末…。
 次の日、ふたたびドラえもんから能力カセットを借り、算数のテストにのぞむのび太だったが…!?

(「のび太もたまには考える」てんとう虫コミックス 第34巻より)