おはなしリスト
2018年12月31日放送
大みそかだよ!ドラえもん1時間スペシャル~世界の未確認生物ずかん~「雪男のアルバイト」「かまいたちのクック」「ハロー宇宙人」
「雪男のアルバイト」
スネ夫から、テレビ局の取材班(はん)が撮(と)ったという、山おくに住んでいるというナゾの生物“ヤマゴン”の写真を見せられるのび太たち。だが、その写真は何が写っているかよくわからないものだった。そこで、のび太たちはドラえもんに『どこでもドア』を出してもらい、ヤマゴンが目撃(もくげき)された山おくへと向かう。
ようやく見つけたヤマゴンだったが、その正体はなんと着ぐるみ姿(すがた)のおじさんだった! ガッカリしたのび太は、今度はヒマラヤへ“雪男”をさがしに行くことに。すぐに雪男は見つかるが、おなかが空いている雪男は、どこでもドアを食べようとして…。
そこでドラえもんは、ポケットに入っていたドラ焼きを雪男に差し出す。こんなにおいしいものは生まれて初めて食べたとカンゲキする雪男。その姿を撮ろうとするのび太だったが、カメラを落としてきてしまったことに気づく。
そこで、カメラをさがしに戻るが、のび太たちに続いて、雪男までどこでもドアから出てきてしまい…!?
(「雪男のアルバイト」てんとう虫コミックスプラス第4巻より)
「かまいたちのクック」
「妖怪(ようかい)はいる」と力説するのび太を、「そんなの昔話に決まってる」と笑うジャイアンとスネ夫。くやしがるのび太に、ドラえもんは、妖怪というのはそもそも「説明のつかないふしぎな現象や体験を、昔の人は妖怪のしわざだと考えていた」のだと説明するが、それでものび太は、妖怪はきっといると言いはる。
すると、ドラえもんは『異説(いせつ)クラブメンバーズバッジとマイク』を取り出す。このバッジをつけて、マイクに向かって自分の考えを言うと、それが本当になり、バッジをつけた人はみんな同じ考えになるのだという。さっそくバッジをつけたのび太は、マイクに向かって「妖怪は本当にいる」と言ってみる。
そして、ジャイアンとスネ夫にこっそりとバッジをつけてみたところ、二人の目の前に雪女が現れ、二人はカチコチにされてしまった! その様子を見て大笑いするのび太の前に、ネコよりも小さくてリスよりは大きいふしぎな生き物が現れる。
その直後、しずかがカゴからにげ出したペットのピーちゃんを追いかけてくる。「だれかつかまえて!」というしずかの声にあわてるドラえもんとのび太。すると、ふしぎな生き物の周りにつむじ風が起こって…!?
「ハロー宇宙人」
のび太とジャイアンが「おなかがすいた」とため息をついていると、スネ夫が「ボクは、メロンでもごちそうになってくるよ!」と、じまんげに言いだした。 スネ夫が向かったのは、近所の“円番さん”の家。スネ夫は、UFOマニアの円番さんに「UFOを見た」と作り話をしては、たびたびおやつをごちそうになっていたのだ。
それを知ったドラえもんは「本物のUFOの写真を撮ろう!」と言って、『進化退(たい)化光線銃(じゅう)』を取り出す。ドラえもんによれば、進化速度ダイヤルを最高にセットして光線を浴びせると、十億年分の進化が十日間で進み、なんと火星に生えている苔(こけ)が火星人になるというのだ。
専用のロケットで進化退化光線銃を火星に送り、モニターで火星の様子をチェックするドラえもんたち。すると、地面に生えていた苔がだんだんと進化して、キノコのような生物が誕生(たんじょう)し、あっという間に火星に近代都市ができ上がる。
そして、十日がすぎたころ、火星人がUFOに乗って地球へとやってくるが…!?
(「ハロー宇宙人」てんとう虫コミックス第13巻より)