「パンドラのおばけ」「あらかじめアンテナ」[2016年10月28日放送]

「パンドラのおばけ」

「パンドラのおばけ」

 テストで0点を取っては、その答案用紙をかくしていることを、ママに怒られたのび太。二度と叱られないよう、マジメに勉強しようと心にちかうが、すぐにマンガを読みだし、そのまま昼寝をはじめてしまう…。 
 もっと意思の強い人間になりたいと、のび太に泣きつかれたドラえもんは、『パンドラボックス』を取り出す。このパンドラボックスのボタンを押した人は、これから24時間、ぜったいにフタを開けてはならず、もし開けてしまったら怖いおばけが飛び出し、取りつかれてしまうという。しかも、パンドラボックスはあの手この手でフタを開けさせようとするらしく、24時間開けずにすませるには、強い意思が必要だというのだ。
 「ムリだと思うけど、がんばってみなよ」とドラえもんに言われたのび太は、「開けるもんか!」と意地になるが、次々とパンドラボックスのフタを開けそうになる事態が発生。あせったのび太は、パンドラボックスを部屋に置いて出かけようと考えるが…!?
(てんとう虫コミックス ドラえもん19巻「パンドラのおばけ」より)

「あらかじめアンテナ」

「あらかじめアンテナ」

 空からボールが落ちてくるのをボーっとながめていたら、そのボールが顔に直撃(ちょくげき)してしまったというのび太にあきれたドラえもんは、ポケットから『あらかじめアンテナ』を取り出す。このアンテナを頭に乗せていると、これから起きることに役立つものを教えてくれるというのだ。
 ドラえもんに言われるがまま、のび太があらかじめアンテナを頭に乗せたところ、ママから呼び出しが。すると、アンテナが反応して、のび太はなぜか机の引き出しから、おもちゃのピストルのコルク弾を抜き、自分の耳に押し込み始めた。そして、ママのところに行ったところ、お説教が始まる…。
 コルク弾のおかげで、お説教を聞かずに済んだのび太は大よろこび。その後、しずかに本を返しに行こうとしたところ、今度はなぜか水を入れたバケツとホウキ、新聞とサインペンとガムを手に出かけることに。
 そして、しずかの家に向かう途中、きげんの悪いジャイアンとはち合わせしてしまうが…!?
(てんとう虫コミックス ドラえもん11巻「あらかじめアンテナ」より)