「ざくざく!地中でくだもの狩り」「バリヤーポイント」[2016年10月14日放送]

「ざくざく!地中でくだもの狩り」

「ざくざく!地中でくだもの狩り」

 近ごろ、毎日どら焼きを食べているドラえもんを見て、ドラえもんだけおこづかいを値上げしてもらったのではないかと疑(うたが)うのび太。
 そんなある夜、ザクザクと土を掘(ほ)るような、あやしい音で目がさめたのび太が庭に出てみると、大きな穴が開いていて、その中から音が聞こえてくる。中をのぞくと、その穴を掘っていたのはドラえもんで、穴の中にはたくさんのどら焼きが埋まっていたからビックリ!
 ドラえもんによると『合成鉱山(ごうせいこうざん)の素』という、あらゆる種類の元素(げんそ)の混合液を使って、どら焼きの鉱脈(こうみゃく)を作り出したのだという。それを聞いたのび太は、自分もおやつを増やしたいと考え、翌日『モグラロボット』を使って裏山に穴を掘り、そこに合成鉱山の素とくだものを投入する。
 そして次の日、しずかもさそって、裏山へ。『パワーつるはし』で堀っていくと、リンゴやナシ、ブドウなど、昨日穴に入れたくだものがザクザク出てきた! のび太たちがよろこんでいると、スネ夫がやってきて…!?
(てんとう虫コミックス 43巻「合成鉱山の素」より)

「バリヤーポイント」

「バリヤーポイント」

 今日もジャイアンに殴られ、犬に足をかまれ、ドブにはまるという不幸の三連発で、ボロボロになって帰宅したのび太。落ち込むのび太を見かねたドラえもんは、ポケットから『バリヤーポイント』を取り出す。これは未来の警察(けいさつ)も使っている道具で、ポケットに入れておくと、半径1メートルの見えないバリヤーができ、危険(きけん)から身を守ってくれるのだという。
 さっそくバリヤーポイントをポケットに入れ、ボタンを押したところ、のび太の周りに見えない壁(かべ)が出現。すると、ママが持ってきたおやつのケーキも受け取ることができなくなってしまった。ドラえもんによると、バリヤーの中に入れたいものの頭文字を言えば入れることができるが、同じ頭文字のものは何でも入ってしまうという。
 「ケのつくもの入れ!」と言って、ぶじケーキを手に入れたのび太は、外に出てみることに。バリヤーのおかげで、次々と降りかかる災難(さいなん)から身を守ることができ、大よろこびののび太だったが…!?
(てんとう虫コミックス ドラえもん31巻「バリヤーポイント」より)