「ゾウの鼻になったしずかちゃん」「へやこうかんスイッチ」[2016年9月16日放送]

「ゾウの鼻になったしずかちゃん」

「ゾウの鼻になったしずかちゃん」

 空き地を一緒に使おうと約束したにもかかわらず、ジャイアンやスネ夫たち男子は、バドミントンをしている女子にぶつかるなど、乱暴(らんぼう)ばかり。通りかかったしずかが止めに入ったのを見たのび太は、自分が助け舟を出そうと決意するが、ジャイアンににらまれて怖くなり、思わず逃げてしまう。
 しずかから相談を受けたドラえもんは、『ゾウ印口べに』を差し出す。これを口に塗(ぬ)って心の中で「伸びろ」と思うだけで、上唇(うわくちびる)がゾウの鼻のように自由自在(じゆうじざい)に伸び、ゾウと同じようなパワーが出るのだという。
 それを聞いたしずかはよろこんでゾウ印口べにを借りるが、鼻が伸びるのがはずかしいため、ママの帽子やスカーフ、サングラスで変装(へんそう)することに。さっそくゾウの鼻で、ジャイアンたちをやり込めることに成功! よろこんだ女子たちから“ゾウ印仮面”と名づけられ、正義の味方として頼られるようになるが…!?
(てんとう虫コミックス ドラえもん1巻プラス「ゾウ印口べに」より)

「へやこうかんスイッチ」

「へやこうかんスイッチ」

 しずかを部屋に呼ぶため、突然、部屋の模様替(もようが)えを始めるのび太。結局うまくいかず、自分が出かけようとするが、ママから家で宿題をするようにと言われてしまう。ところが、ノートを学校に置いてきてしまったから宿題はできないと言い出すのび太。
 それを聞いたドラえもんは、『へやこうかんスイッチ』を取り出す。このスイッチを取り付けた部屋は、どこのどんな部屋とでも取り替えることができるのだという。さっそく、のび太の部屋と教室を交換(こうかん)し、ノートを手に入れることに成功。そのまま宿題を始めるのび太だったが、問題を解くことができず、出木杉の部屋と自分の部屋を交換することを思いつく。
 出木杉の部屋で宿題を写していると、出木杉が帰宅したらしく、スイッチのランプが光り、警告音(けいこくおん)が鳴りひびく。あわてるのび太だったが…!?
 その後、ドラえもんが出かけたのをいいことに、しずかの家のお風呂と自分の部屋を交換しようと考えて…!?
(てんとう虫コミックス ドラえもん30巻「へやこうかんスイッチ」より)