「エスパーぼうし」「かわいい雨傘の物語」[2016年6月3日放送]

「エスパーぼうし」

「エスパーぼうし」

 スネ夫がみんなを集めて、手品を披露(ひろう)することになり、みんなもそれぞれ何か出し物をすることになった。のび太は、自分も手品でみんなをアッと言わせたいと考え、ドラえもんを相手にテレビ番組で見た手品にチャレンジするが、まったくうまくいかない…。
 見かねたドラえもんは、頭にかぶると“念力(ねんりき)”“瞬間移動(しゅんかんいどう)”“透視(とうし)”という3つの超能力(ちょうのうりょく)を扱えるようになる『エスパーぼうし』を取り出す。
 さっそくエスパーぼうしをかぶって練習を始めたのび太だったが、超能力を使いこなすにはかなりの練習が必要らしく、特訓を開始するも、念力も瞬間移動もことごとく失敗。トイレに瞬間移動するはずが、なぜか便器が飛んできてしまった!
 ところが、透視にチャレンジしたところ、なんとスネ夫が自分の家で手品の練習をしているところが目に浮かんでくる。さらにしずかやジャイアンの練習風景も目に浮かんできて…!?
(てんとう虫コミックス ドラえもん7巻「エスパーぼうし」より)

「かわいい雨傘の物語」

「かわいい雨傘の物語」

 また傘をどこかに忘れて帰ってきてしまい、ママに叱られるのび太。「忘れそうになったら自分で教えてくれるような傘ってないのかなぁ」というのび太のつぶやきを聞いたドラえもんは、『たましいマーカー』というペンのようなひみつ道具を取り出す。
 さっそくのび太が物置にあった古い傘に、たましいマーカーで顔の絵を描いたところ、なんとその顔が動き出したからビックリ! ドラえもんによると、たましいマーカーで顔を描くと、傘に魂(たましい)が入るのだという。
 試しにのび太が傘を置いて出かけようとしたところ、傘が飛び跳ねて連れて行って欲しいとアピールしてきた。しばらくして雨が降ってくると、うれしそうに動き出す傘。そのかわいい様子によろこんだのび太は、傘に“キー太”と名付けることに。
 その後、しずかやジャイアン、スネ夫と会ったのび太とドラえもんは、彼らにもたましいマーカーを貸してあげる。すると、みんなそれぞれ個性を持った傘になり…!?