「のび泥棒をタイホせよ!」「あの子を笑わせろ!」[2015年11月27日放送]

「のび泥棒をタイホせよ!」

「のび泥棒をタイホせよ!」

 小さな子どもたちがおにごっこをして遊んでいるのを見かけたのび太は、自分たちもやろうとみんなを誘うが、ジャイアンとスネ夫に「子どもの遊びだ」とバカにされてしまう。
 だが、ドラえもんが『なりきりケイドロセット』を取り出すと、二人も大こうふん。このセットは、本格的なおにごっこが楽しめる未来の遊び道具で、警察(けいさつ)チームは、弾(たま)に当たるとしばらく動けなくなる『カチンカチンガン』や『強力におい追跡鼻(ついせきばな)』、泥棒(どろぼう)チームは身につけると体力が三割増しになるほか、ロープにもなる『泥棒風呂敷(ふろしき)』が使え、スリル満点のケイドロが楽しめるという。
 さらに、公園の遊具に『牢屋(ろうや)シール』をはったところ、たちまち牢屋に変身したからビックリ! 近くにいた他の友だちも寄ってきて、あっという間にメンバーが集まった。
 そして、町内を舞台にした「町内ケイドロ大会」がスタート! ドラえもん、ジャイアン、スネ夫たちは警察チーム、のび太、出木杉たちは泥棒チームにわかれて対決するが…!?

「あの子を笑わせろ!」

「あの子を笑わせろ!」

 スネ夫の家で遠足写真のスライドショーを上映するため、放課後みんなで集まることに。しずかは最近転校してきたムス子にも声をかけるが、ムス子は返事もせず、表情ひとつ変えずに帰ってしまう。
 ムス子は転校してきて以来、一度も笑ったことがなく、そんな彼女を感じが悪いというスネ夫とジャイアンに怒ったしずかは、自分も行くのをやめると言い出す。あわてるスネ夫たちに、ムス子が来れば自分も行くというしずか。結局、スネ夫とジャイアンに言いくるめられ、のび太がムス子を連れて来るはめに…。
 さっそく、のび太はムス子を待ち伏せして声をかけるが、ムス子は完全に無視。困ったのび太は、ドラえもんに何か道具を出して欲しいと頼み込む。そこでドラえもんが出したのは、『表情コントローラー』。アンテナを相手に向けてボタンを押すと、電波が顔の筋肉を動かして思い通りの表情になるのだという。
 再びムス子に声をかけたものの無視されたのび太は、彼女にコントローラーを向け、笑いボタンを押すが、なぜかムス子の表情は変わらず…!?
(てんとう虫コミックス ドラえもん 15巻「表情コントローラー」より)