アニメドラえもん放送40周年を記念して、名曲『ドラえもんのうた』『ぼくドラえもん』がよみがえるよー![2019年4月4日]

1979年4月2日にスタートし、今年ついに放送40周年を迎えるアニメ『ドラえもん』。その大きな節目を記念して、放送開始当初からおなじみの楽曲『ドラえもんのうた』『ぼくドラえもん』の2曲が、新たなアレンジでよみがえります!

「こんなこといいな できたらいいな」のフレーズではじまる『ドラえもんのうた』<作詞:楠部工(くすべ・たくみ)>、補作詞:ばばすすむ、作曲:菊池俊輔(きくち・しゅんすけ)>は、長年にわたって親しまれてきたオープニングソング。その名曲を、自らのユニット活動だけでなく、数々の楽曲提供(ていきょう)やサウンドプロデュースなどを手がけているスキマスイッチ・常田真太郎(ときた・しんたろう)さんがアレンジ。ドラえもん役の水田(みずた)わさびさんをはじめとするレギュラーキャストたちが、まるで“リレー”するように歌いつないでいきます。
また、「あたまテカテカ」の歌い出しでおなじみの『ぼくドラえもん』<作詞:藤子・F・不二雄(ふじこ・えふ・ふじお) 作曲:菊池俊輔>は、嵐(あらし)や乃木坂(のぎざか)46への楽曲提供で知られるヒットメーカー・ha-j(はーじぇい)さんがアレンジを担当。こちらは水田さんが元気いっぱいに歌い上げます。

2作ともなつかしさはそのままに、新しさを感じさせる、さわやかなアレンジで復活! だれもが知る『ドラえもん』ソングのアレンジに挑(いど)んだお二人は、うれしさとプレッシャーを抱(いだ)きながら作品と向き合ったことを告白。リスペクトを込めてアレンジしたことを語ってくれました。

<常田真太郎さん(スキマスイッチ)コメント>
―― オファーを受けたときの心境は?
2006年公開の『映画ドラえもん のび太の恐竜(きょうりゅう)2006』で主題歌を担当させていただきましたが、まさかテレビシリーズにも関わらせていただけるなんて想像もしていなかったので、ビックリしたと同時にうれしい気持ちがこみ上げました。昔から金曜だけは、7時から『ドラえもん』を見られるように早めに夕飯を食べていたぐらい、『ドラえもん』は僕(ぼく)の生活の中の一部だったので、本当にうれしかったですね。

―― ha-jさんと1曲ずつアレンジを担当すると聞いてどんなお気持ちでしたか?
ちょうど20年前、1999年11月ぐらいにまだスキマスイッチ結成前の2人のセッションテープをha-jさんに聴(き)いてもらって、「2人で組んだらいいじゃない!」と背中(せなか)を押(お)していただいたんです。この世界に導(みちび)いてくださった方と肩(かた)を並べてお仕事させていただけるのは光栄でしたが、プレッシャーもありました。

―― 『ドラえもんのうた』のアレンジに込めた思いは?
『ドラえもんのうた』は非常(ひじょう)にシンプルを極めた楽曲で、どうにでも料理できてしまうがために、クリエイターとして丸裸(はだか)にされている気分でした。でも、歌と歌の間のフレーズですらみなさんの耳に記憶(きおく)されているし、構成(こうせい)されている音すべて含めて、『ドラえもんのうた』なんですよね…。だからこそ、元のフレーズを残した方がよいのか、でも残しすぎると自分の色が出ないのでは…という葛藤(かっとう)を1カ月以上、続けてきました。本当にクリエイター泣かせで“感性の極み”ともいうべきチャレンジでしたが、ひみつ道具が登場するときのフレーズを間奏(かんそう)で生かしたりと新たな工夫も入れたので、“闘(たたか)ったんだな”と感じていただけたらうれしいですね!

―― 『ドラえもん』とご自身の忘れられないエピソードは?
先日、子どもと映画最新作を見に行ったんです。『ドラえもん』は今や2世代、3世代にわたって愛されていますが、自分自身が2世代で楽しんだのが初めてだったので、その偉大(いだい)さを改めて実感して、みなさんとは違(ちが)う理由で泣いてしまいました(笑)。また、2006年に映画主題歌を担当させていただいた際(さい)、藤子・F・不二雄先生の娘(むすめ)さんから「父の世界を表現していただいてありがとうございます」というお言葉をいただいて、感激(かんげき)のあまりトイレで隠(かく)れて泣いたことがあります(笑)。映画主題歌をきっかけに幅(はば)広い層(そう)に受け入れられ、新しいスキマスイッチの扉(とびら)を開いてもらったと思っているので、本当に思い出深いですし、あのコラボが僕らの“礎(いしずえ)”になっています。

―― 40周年を迎えた『ドラえもん』、そして歌を聴いてくれる子どもたちにメッセージを!
『ドラえもん』は、日常の中に“SF”が描かれている、夢あふれる唯一無二(ゆいつむに)の作品。中には、ドラえもんやひみつ道具を作りたくて、工業大学に進んだ人もいるんじゃないかな…! ドラえもんには、これからもずっと未来への夢(ゆめ)を僕らに届(とど)け続けてほしいですね。また、今回アレンジさせていただいた『ドラえもんのうた』はキャラクターがリレーのようにフレーズを歌い継(つ)いでいくので、子どもたちにはキャラクターのマネをしながら歌ってほしいですね!

<ha-jさんコメント>
―― オファーを受けたときの心境は?
僕が小さいころに大人たちから受け取ったものを、今度は自分が子どもたちに贈(おく)る立場になったんだな、という喜びを感じました。僕自身、『ドラえもん』に育ててもらったといっても過言(かごん)ではないぐらい、この作品には思い入れがあるので、今回お力添(ぞ)えができて、とてもうれしかったです。

―― スキマスイッチ・常田さんと1曲ずつアレンジを担当すると聞いてどんなお気持ちでしたか?
お互い20代のころからの知り合いなので、懐(なつ)かしい仲間にもう一度会えて一緒(いっしょ)にお仕事ができるのは、とても光栄に思いました。

―― 『ぼくドラえもん』のアレンジに込めた思いは?
今の『ドラえもん』しか知らない世代には「この早口の曲はなんだ?」と思われるかもしれないですが、キャッチ―な要素(ようそ)が詰(つ)まっているのが、『ドラえもん』ソングの魅力(みりょく)。子どもたちがすぐに覚えて歌える曲を作るのは実はとても難(むずか)しいことなので、本当に秀逸(しゅういつ)な作品だなと実感しました。今回は、僕自身が育ててもらった『ドラえもん』をすべて詰めこんで、ギュッと凝縮(ぎょうしゅく)しようと思ってアレンジに挑みました。悩(なや)んだときは常田くんとLINEでやりとりして…2人のトークには『ドラえもん』スタンプが飛びかっていました (笑)。

―― 『ドラえもん』とご自身の忘れられないエピソードは?
僕が大好きなのが、『おばあちゃんの思い出』というストーリー。あれだけ泣かせてくれる作品はないと思っています。心が疲(つか)れたときは、心のデトックスだと思って、あの作品で涙(なみだ)して、スッキリすることにしています。何度見ても泣けます!

―― 40周年を迎えた『ドラえもん』、そして歌を聴いてくれる子どもたちにメッセージを!
『ドラえもん』に支えられたり、励(はげ)まされたりした人はたくさんいると思います。ドラえもんという存在(そんざい)自体が、“勇気”であり“夢”であるのかな…。だからこの歌も、困ったとき、落ちこんだときも“ドラえもんはいつもそばにいるよ”ということを頭に置いて楽しんでいただけたらなと思います。そして、ドラえもんにはいつまでもみんなのお友だちでいてほしいなと思いますね。たまにはのび太くんだけでなく、僕みたいにしめ切りに追われている人も助けてほしいですね(笑)。

そして、このほど2曲のレコーディングが行われ、水田さんをはじめ、大原(おおはら)めぐみさん、かかずゆみさん、木村昴(きむら・すばる)さん、関智一(せき・ともかず)さんのレギュラー声優陣(せいゆうじん)が参加。まずは 『ぼくドラえもん』のレコーディングに、水田さんが単独で挑戦(ちょうせん)! この歌を「神レベルの偉大(いだい)な楽曲」と感じていたという水田さんは「何度でも歌わせてください!」とスタッフにお願いするほどの熱量で、パワフルかつキュートに熱唱していました。
続いて、5人そろって『ドラえもんのうた』のレコーディングにチャレンジ! 今回のアレンジではそれぞれのキャラクターがまるでバトンを渡(わた)すかのように歌いつないでいく構成となっており、5人は15年間培(つちか)ってきたチームワークをここぞとばかりに発揮。終始、和やかなムードで収録(しゅうろく)が行われました。

<水田わさびさん/ドラえもん役>コメント
正直に言うと、偉大な楽曲すぎて、私が歌うのは申し訳ない気持ちもありました。そのぐらい“神レベル”な歌だと思っていたので…。でも、そんな名曲を歌わせていただけるなんて、ものすごく光栄なこと。まさに、「とっても大好きドラえもん」という思いを込めて歌いました。「何度でも歌わせてください!」とお願いしたのは、自分がドラえもんの声にキャスティングされているだけでもいまだに夢のようなことだと思っているのに、40周年記念の大切なレコーディングを時間の都合なんかで終わらせたくないと思ったので…。もっと歌いたい!歌いたい!とアプローチしちゃいました。
2曲ともとてもおしゃれなアレンジなのに、“ほんわか感”はしっかり伝わっていて、すばらしいなと思いました。音の層(そう)がとても厚(あつ)くて“共鳴感”がスゴイな、お2人はさすがだなと感じました。
子どもたちはもちろん、この2曲をきっかけに親子2世代、3世代一緒にテレビを見ていただく機会になればいいな。お父さんお母さん世代の中には、2番3番まで歌える人も多いと思うので、歌から家族の会話が弾(はず)んだらうれしいです。


<大原めぐみさん/のび太役>コメント
水田さんと同じように、私にも「自分が歌っていいんだろうか」という、畏(おそ)れ多い気持ちがありました。でも、それを上回るくらい、歌わせていただけることへの喜びを感じ、「みんなで楽しく歌おう!」という気持ちでレコーディングに臨(のぞ)みました。
アレンジは、元々の楽曲の雰囲気を生かしつつも、“今風”の軽やかな感じに仕上がっていて、とても気持ちよく歌うことができました。ぜひ親子で一緒に歌ってもらえたら…! この歌がきっかけとなって、みなさんのおうちの金曜夜7時がにぎやかになることを期待しています。


<かかずゆみさん/しずか役>コメント
私はこの『ドラえもんのうた』を聞きながら育ったので、歌わせていただけてとてもうれしかったです。このメンバーで『ドラえもん』という作品を未来に引き継いでいけるんだな、といううれしさも込み上げてきました!
今回のアレンジは、過去(かこ)からのつながりを未来へと広げてくれる雰囲気(ふんいき)が感じられ、かつ私たち世代の『ドラえもん』らしい明るさやアクティブな印象も入っていて、すばらしい!
5人一緒に歌うことができたのでとても心強かったですし、この歌によって、先代の『ドラえもん』からのつながりがより濃(こ)く、より太くなった気がしています。以前の『ドラえもん』で育った世代の方ももう一度、アニメを見て、聴いて、楽しんでいただきたいですし、ご家族そろって『ドラえもん』を楽しんでもらえるきっかけになったらうれしいですね!


<木村 昴さん/ジャイアン役>コメント
今回のレコーディングは、「待ってました!」という気持ちでした。もちろん「僕らが歌っていいのかな」という戸惑(とまど)いもありましたが、我々も『ドラえもん』に携(たずさ)わって15年目…。この楽曲を歌わせていただけるぐらいに成長したのかなと思えて、めちゃくちゃうれしかったです。
新しいアレンジは、元々の楽曲が持つ未来へのメッセージを引き継いでいるだけでなく、音の“数”が多いというか、“層が厚い”というか、“今風”に変わっていて、そこに僕らの声が乗っかることで、新しい『ドラえもんのうた』になったなと思っています。
常田さんには、我々が最初に挑んだ劇場版(げきじょうばん)『映画ドラえもん のび太の恐竜2006』の主題歌を担当していただき、一緒に集合写真を撮(と)った思い出があります。当時、僕はまだ中学生だったので、今回14年ぶりにお会いしたら「大きくなったね」と言われました(笑)。レコーディングは、みんなでひとつの歌を作り上げていこうという雰囲気で、楽しく歌わせていただきました。
僕らにとっては懐かしい歌ですが、今の子どもたちにとっては新曲として映(うつ)るのかな。それを考えると『ドラえもん』の歴史ってやっぱりすごいなと思います。ぜひ『ドラえもん』40年の歴史を共に感じてもらえたらうれしいですね。


<関 智一さん/スネ夫役>コメント
子ども時代、『ぼくドラえもん』の歌で四字熟語(じゅくご)を覚えたという思い出があり(笑)、普段(ふだん)からよく鼻歌で『ドラえもんのうた』や『ぼくドラえもん』を口ずさんできました。今回レコーディングするにあたっては、この楽曲を歌わせていただくまでには、僕らにも15年という時間が必要だったんだな、と改めて感じました。
『ドラえもん』で育った方が大人になって、この作品に携わることで恩(おん)返しができた、というお話を最近いろいろなところでうかがいますが、本当にスゴイことだなと思います。我々もその一翼(いちよく)を担(にな)えているとするならば、こんなにうれしいことはないですね。『ドラえもんのうた』は歌詞を聴けばどんなストーリーなのかわかるように作詞されているので、これぞ『ドラえもん』という、看板(かんばん)のような歌になると思います!


この2曲は4月以降、番組のオープニングやエンディングでオンエアされていきます。初回である明日4月5日(金)の放送では、オープニングに新生『ドラえもんのうた』が登場、40周年の幕(まく)開けをかざります! なんと歌のバックには、40年間の様々な映像を紡いでお届け…! さらに5月には、「ぼくドラえもん」の歌が登場!まさに見のがせない、聴きのがせない大プロジェクトが40周年をもり上げていきます!


【楽曲配信詳細】

『ドラえもんのうた』4月5日(金)よりテレ朝サウンドにて配信。4月17日(水)より他サイトで一斉配信スタート
うた / 水田わさび(ドラえもん)、大原めぐみ(のび太)、かかずゆみ(しずか)、
木村昴(ジャイアン)、関智一(スネ夫)


『ぼくドラえもん』5月10日(金)より音楽配信
うた / 水田わさび(ドラえもん)

各音楽配信サイトよりお求めください。


【CD情報】

最新の曲から、初代「ドラえもんのうた」まで!
テレビアニメ『ドラえもん』の歌がいっぱい詰まった4枚組CD!
世界中で愛されている国民的キャラクター「ドラえもん」。今年2019年でテレビアニメ放送開始から40周年になるのを記念して、1979年に発表され永らく愛されてきた主題歌『ドラえもんのうた』と『ぼくドラえもん』が
現在のキャストバージョンで新たに生まれ変わりました!
これら最新の歌から、懐かしい定番の歌まで、テレビアニメ『ドラえもん』の主題歌・挿入歌・音頭・イメージソングをCD4枚にたっぷりと収録した、親子三世代で楽しめる決定盤です!

『テレビアニメ放送40周年記念ドラえもん うたのコレクション』
2019年5月22日発売
(CD4枚組)COCX-40818~21   ¥4,000+税



発売元:日本コロムビア(音楽配信・CD) 
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