2月18日 第4回

「雲は部屋にかざれる? かざれない?」

雲をお部屋にかざってみたいって、そんなことできるのかな…? それができちゃうんだって! 用意するのは、おすとペコっとへこむようなやわらかいペットボトルと、アルコール消毒(しょうどく)スプレーだけ。作り方をクモ先生に教えてもらったので、ここでご紹介(しょうかい)しちゃいます!

まずは、空(から)のペットボトルの中に、アルコール消毒液をシュッシュとスプレーします。

スプレー後、ペットボトルのふたをしっかりしめます。つづいて、ペットボトルを力いっぱいギュッとひねり、一気に手を放すと…あら、ふしぎ! ペットボトルの中に雲が出現(しゅつげん)するよ!

雲ができるのは、ペットボトルの中で、地上の空気が気圧(きあつ)の低い上空にのぼり、雲ができるしくみと同じことが起こっているから。ペットボトルをギュッとひねることで、ペットボトル内の空気がちぢんで=断熱圧縮(だんねつあっしゅく)、少し温かくなり=断熱昇温(しょうおん)、ペットボトル内の気圧(空気がものをおす力)が上がります。その後、手を放すことで、一気に気圧が低下し、温度が下がって=断熱冷却(れいきゃく)、空気が飽和(ほうわ)して雲ができるんだよ。

かんたんにできるので、ぜひチャレンジしてみてね。ペットボトルをひねるのには力がいるので、大人の人といっしょにやってみよう!

【出典】
『すごすぎる天気の図鑑』(荒木健太郎/KADOKAWA)
『もっとすごすぎる天気の図鑑』(荒木健太郎/KADOKAWA)