2月11日 第3回

「七色じゃない虹(にじ)はある? ない?」

虹といえばカラフルな七色!のイメージがあるけど、実は七色ではない虹もあるって知ってた? たとえば、“赤虹”とよばれる日の出直後や日の入り直前に見られる虹。これは、赤く焼けた太陽の光が雨のつぶに入ることで生まれるんだって。ほかには、雲や霧(きり)のつぶでできている“白虹”もあって、これは“雲虹”や“霧虹”ともよばれているよ。

ほかにも、逆さまや横にのびる虹は見たことがあるかな? これは雨がふっていなくても見られる虹で、氷の雲がつくる“アーク”という現象(げんしょう)なんだけど、氷の結晶(けっしょう)の向きがそろっている時に発生するんだって。逆さ虹とよばれるのは、環天頂(かんてんちょう)アークで、腕(うで)をまっすぐ空にのばしたときに太陽から手のひらふたつ分上の位置にあらわれるよ。横にのびるのは、水平虹とよばれる環水平アーク。春から秋にかけてのお昼前後、太陽から手のひらふたつぶん下の位置にあらわれます。空にうす雲がでたときは、こういった空の虹色に出会えるチャンスだよ!

【出典】
『すごすぎる天気の図鑑』(荒木健太郎/KADOKAWA)
『もっとすごすぎる天気の図鑑』(荒木健太郎/KADOKAWA)