1月21日 第1回

「雲に落書きしてみよう」

空にうかんでいる雲を見たときに、動物や食べものなど、何かの形に見えてくることはない? このように、雲がほかの何かに見える現象(げんしょう)を『パレイドリア現象』と言います。よく知っているもののかたちを、本来はそこに存在(そんざい)しないにもかかわらず思いうかべてしまう心理現象(げんしょう)のひとつなんだって! パレイドリアは、ギリシャ語で“まちがって見えるもの”という意味だよ。

ほかにも、雲が人の顔のように見えることを『シミュラクラ現象』(類像)と言います。点や線が逆(ぎゃく)三角形にならんでいると、人間の脳(のう)は人の顔だと判断(はんだん)してしまうそう。シミュラクラは英語で“にせもの”という意味だとか。
みんなも空を見上げて、何かににている雲をさがしたり、雲の写真を撮(と)って落書きしたりしてみてね!
【出典】
『すごすぎる天気の図鑑』(荒木健太郎/KADOKAWA)