ストーリー

4月3日(日)放送

5たてこもったイヌ

東映特撮ファンクラブでこの話を視聴する

 鬼頭はるか(志田こはく)は、何を考えているのかわからない桃井タロウ(樋口幸平)から話を聞くためシロクマ宅配便を訪ねるが、まだ休業中。
 無実の罪で警察に追われる犬塚翼(柊太朗)は、はるかに「運命の一目惚れ」と告白し、一緒にシロクマ宅配便に逃げ込む。翼は、はるかを人質にしようと考えていたのだが、漫画新作のため“燃えるような恋”を体験したいはるかはノリノリでこの出会いを受け入れる。そこにタロウに会うため雉野つよし(鈴木浩文)がやってくる。翼が指名手配犯だと気づいたつよしは警察に電話しようとするが、はるかが阻止。自分は人質だと理解したはるかは、この貴重な経験を漫画のネタにしようと考えたのだ。
 そこに業務再開に向けタロウが出勤。翼が配達前の荷物を開けてパンを食べてしまったことを知ると、タロウは翼を連れてパンを楽しみに待っていた注文者に謝罪に行く。その後、シロクマ宅配便に戻る翼を目撃した刑事により、包囲されてしまう。人質体験を逃したくないはるかは、「逃走用の車を用意しなければ人質の命はない」と要求。通りすがりの猿原真一(別府由来)は、刑事に代わり犯人の説得を買って出る。無実を主張する翼だが、約束のため何も言えないという。話を聞いたタロウは、翼は無実だと信じる。食べてしまったパンの送り状を保管していたことから、持ち主に弁償しようと考えていたと推測。犯罪者の心理ではないと感じたのだ。そしてタロウは、4人は自分のことばかりを考えていると指摘する。タロウは“幸せ”というものがわからないから、人を幸せにして幸せを学ぼうとしているのだという。
 そこに乗り込んできた刑事・狭山(杉本凌士)が警察鬼になってしまう。5人はドンブラザーズに変身し応戦。警察鬼ングにはドンゼンカイオーで挑み撃破する。この一件で、はるかはタロウのことを少し理解したのだった。

脚本:井上敏樹
監督:渡辺勝也
アクション監督:福沢博文
特撮監督:佛田 洋(特撮研究所)

#本日のドン注目

DONBROTHERS-11
翼「それが……言えないんだ。」
愛する女性のため秘密を守る翼
無実を主張する翼。問われている罪については「秘密を守り1年間逃げ続ければ、愛する女性・夏美を返してもらえる」という約束のため言えないという。
DONBROTHERS-12
タロウ「ハッピーバースデートゥーユー」
タロウの誕生日の思い出
タロウには誕生日の寂しい思い出があった。小学生の頃、誕生会ためケーキやご馳走を用意して友達を待つが誰も来ず、陣と2人だけで祝った。タロウは、“幸せ”というものがわからないから、人を幸せにして幸せを学ぼうとしているのだ。