ストーリー

3月27日(日)放送

4おにぎりのおに

東映特撮ファンクラブでこの話を視聴する

 ようやく桃井タロウ(樋口幸平)を見つけ忠誠を誓うものの、蹴とばされてしまった鬼頭はるか(志田こはく)。何を考えているのか聞くためにタロウが働くシロクマ宅急便を訪れるが休業中だった。そこでタロウを探せと言った桃井陣(和田聰宏)の元へ。「君はまだタロウを理解していない」という陣からタロウの子供の頃の話を聞く……が、はるかには意味がよくわからない。
 コンサル会社で短期の仕事をすることになったタロウは、雉野つよし(鈴木浩文)とコンビを組んで赤字続きのおにぎり専門店を繁盛させる仕事を請け負う。オーナーシェフ・水野幸雄(きづき)の握ったおにぎりはまずまずの80点だが、店のスタッフにやる気がない。タロウは、水野には食べ歩きでおにぎりを学ぶよう指導し、適当にやりすごそうとするスタッフには厳しい特訓を開始。音を上げるスタッフを見て、つよしは嘘をついてでもたまには褒めるよう助言するが、タロウは「だめなものはだめ」。タロウの言葉に何かを感じたつよしは、今までの自分を変えるため特訓に参加する。つよしの頑張りと優しさが、疲れきった体と心に染みたスタッフは「ありがとうございます」と感謝。タロウはスタッフに嫌われてしまったが、厳しい特訓は接客に大切な本当の感謝の気持ちをわからせるためだったのだ。一方、食べ歩きで学んだ水野は99点のおにぎりを握るが、タロウが握ったおにぎりには及ばない。100点のおにぎりを作るという欲望に支配された水野は超力鬼になってしまう。オニシスターたちドンブラザーズが応戦するが、超力鬼を人間ごと消去しようとするソノザ(タカハシシンノスケ)が乱入。ドンモモタロウは、ソノザを退け、超力鬼を倒す。お互いの正体を知ったはるかと猿原真一(別府由来)はタッグを組んでドンモモタロウに挑むが、簡単にはじき返されてしまう。
 元に戻った水野は、おいしいおにぎりをマスターし、店も大繁盛。しかし、タロウは店にもつよしの会社にも来なくなったのだった。

脚本:井上敏樹
監督:中澤祥次郎
アクション監督:福沢博文
特撮監督:佛田 洋(特撮研究所)

#本日のドン注目

DONBROTHERS-09
真一「これは私の推理だが……彼は我々を鍛えようとしているのかもしれない」
タロウの真意とは!?
ドンモモタロウが、なぜ味方であるはずのオニシスターたちを攻撃したのか理由を知りたいはるか。真一は、まだ戦いに慣れていない自分たちを特訓するためではないかと推理し、次にタロウが現れたら2人で力を合わせて対抗することに。
DONBROTHERS-10
タロウ「……言葉とは心の声。おれには嘘の意味が分からない。だめなものはだめ…」
タロウは嘘をつかない
タロウは、おにぎり専門店のスタッフを厳しく特訓。つよしは嘘をついてでもたまには褒めることも必要だと助言するが、タロウには嘘という概念はなく「だめなものはだめ」。実は、子供の頃から何をしても優秀だったタロウは、近所の人々にだめ出ししまくり、嫌われてしまった過去がある。