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2022年11月24日

沢村一樹(相良浩介 役) 髙嶋政伸(森山 卓 役) コメント

沢村一樹(相良浩介 役) コメント

 ついに『DOCTORS~最強の名医~』がファイナルを迎えることになりました。でも正直“ファイナル感”はあまり感じていなくて、誰かの気が変わって「またやろう」ってなったりするんじゃないかな、なんて期待もしているんですけど(笑)。
『DOCTORS』が始まったのは11年前。オペシーンは最初の頃より体力を使うようになりましたけど(笑)、その間、髙嶋さんは体重がすごく増えたり、減ったりして、それがドラマの中でも完全にネタにされたりしていましたよね…(笑)。
 連ドラで3本、スペシャルで4本やらせていただいて、もうライフワークの一部になっていたので、「終わってしまうのか」と寂しい気持ちはあります。

 相良と森山先生は、シリーズを通してずっとそれぞれのゾーンを歩きながら、たまにそれが交錯して…とやってきたんですけど、今回はそこに決定的な出来事が起こります。相変わらず森山先生は傍若無人でワガママなんですけど、でも11年間ずっとブレずにまっすぐだったのは森山先生なのかも…。今回の相良のセリフにある「あんなにまっすぐで正直な人はいない」という言葉の通り、森山先生はまっすぐで嘘のつけない人なんですよね(笑)。そんな森山先生と相良にどんな出来事が起こるのか、ぜひ楽しみにしていてください。
 11年間応援してくださった皆さん、そして初めて見てくださる方も楽しんでいただける新春にぴったりのドラマに仕上がっています。2時間、目いっぱい笑いと感動と、それ以外のエピソードも詰まっていますので、視聴者の皆さんと一緒に有終の美を飾ることができたらうれしいです。

髙嶋政伸(森山 卓 役) コメント

『DOCTORS~最強の名医~』が今回でファイナルだと聞いたときは、やはりちょっとナーバスになりましたね…。でも僕もあまりファイナル感は感じていなくて、だけども“一区切り”というにはふさわしい素晴らしい作品になっていると思います。
 このドラマの見どころって、緊迫したオペシーンももちろんですが、森山と相良先生の戦いやそれぞれの人間関係が面白いんですよね。森山ってちょっと親に逆ギレした子どもみたいなところがあって、相良先生は森山にとって親みたいな存在だったのかもしれない、って思います。大スターで、近づきたいんだけど近づけない、っていう存在なのかも。
 相良先生って掴みどころがないですから…。沢村さん自体も、どこかいろんなものを煙に巻いちゃう稀有な存在の役者さんだと思うので、つくづく相良先生にはぴったりでしたよね。
 まあそんな相良先生に対して、森山はついに本気の追い出しにかかろうとします。これまでにない展開になっていくので、そこはぜひ楽しみにしていただきたいと思います。

『DOCTORS』の11年の間には、僕の体重の大増減があったり、相良先生を森山が手術したり、その逆に森山が手術してもらったり…といろいろありました。
 そして今回は脚本の福田靖先生が、伯母さん(野際陽子さんが演じた、堂上たまき前院長)と電話で話すシーンも書いてくださって…。本当に伯母さんと話している感じがして、なんだか不思議な、そしてうれしい気持ちになりましたね。

 ファイナルということにはなりますが、今回もとっても笑えてしっかり感動もあって、新春からご家族揃って楽しんでいただける、『DOCTORS』史上最高傑作になっているんじゃないかと思っています。どうぞご期待ください!

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