2016年11月21日
米倉涼子主演の大ヒットシリーズ『ドクターX ~外科医・大門未知子~』で、毎回恒例となっている医局の大名行列。白い巨塔の御意社会を象徴するこの大名行列がなんと、11月24日(木)放送の第7話で昨今話題の“集団行動”バージョンへと進化を遂げます!
現在放送中の第4シリーズ始動時から、出演者の生瀬勝久も興味を示していたこの試み。しかし、実現したら面白いとはいえ、集団行動をやってのけるのは至難の業…と、誰もが諦めていました。そんなとき、偶然にも第7話の脚本を手がける寺田敏雄氏がト書きに「まるで日体大の集団行動競技のように、誰一人接触せず交錯してゆく」と記述したことから、このプランは一気に具体化することに!集団行動の第一人者である日本体育大学名誉教授・清原伸彦監督に指導を依頼したところ、快諾してもらえたのです。
今回撮影されたのは、左右からそれぞれやって来た黄川田(生瀬)率いる内科軍団と、西園寺(吉田鋼太郎)率いる外科軍団が見事に交錯していく異色の大名行列。撮影に参加した生瀬、吉田、勝村政信、鈴木浩介、長谷川朝晴、沢井正棋は清原監督の指導のもと、約60分にわたる練習に励みました。練習では少し肩が当たってしまうなど、苦戦も強いられましたが、さすがは勘のいいキャスト陣! 「集団行動はやっぱり難しい。歩くということを意識すると、こんなに疲れるんだ!」(生瀬・談)、「監督は怖いし、厳しい!」(吉田・談)と苦笑いしながらも、一同は手を繋いで縦列の間隔をつかむなどしながら、みるみる上達! 本番では、エキストラで参列した現役日体大生に決して引けを取らない、美しく流れるような集団行動を見せてくれました。これには、鬼コーチとして有名な清原監督も「俳優さんたちは想像していた以上に理解も早く、意欲的かつ真剣に集団行動に取り組んでくれて、役者魂を感じました」と大満足。劇中でこの大名行列とすれ違うことになる米倉涼子も「みんな、すごくうれしそうな顔をして歩いていましたし、よく頑張ったなって思います!」と、ねぎらいの言葉を掛けていました。
ちなみに、『ドクターX』史に残る、この華麗なる大名行列・集団行動バージョンが見られるのは今回が最初で最後。一足先に、練習の様子を公開! 11月24日のドラマで、“失敗しない集団行動”の本番をぜひお見逃しなく!
日本体育大学名誉教授・清原伸彦監督 コメント
集団行動を通して、厳しい練習を乗り越えたり、普段体験できないようなことを経験したりすることで、学生たちが生き方を見つける助けになれば…というのが、私が学生たちに集団行動を教える上での狙いです。そういう意味でも今回、私たちの知らなかったドラマの世界を勉強できたことは、学生にとって非常に良かったと思っています。
また、俳優さんたちは想像していた以上に理解も早く、意欲的かつ真剣に集団行動に取り組んでくれて、その姿に役者魂を感じました。一流の俳優さんたちのそういう姿勢を間近で見られたことは、学生たちにとっても非常にプラスだったと思っています。