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2014年11月20日

OPE.7「私、勝負してないので」

 久々にナイトクラブへ繰り出した大門未知子(米倉涼子)は、「名医紹介所」の所長・神原晶(岸部一徳)とダンスに興じていた。そこへ突然、騒がしい男(古田新太)がボディコンギャル集団を引き連れて出現! クラブ中を圧倒するダンスで、派手なパフォーマンスを繰り広げる男に、未知子らは開いた口がふさがらない…。だがその直後、ギャルの1人が倒れ、心肺停止状態に。すかさず処置をしようとする未知子をなんと、その騒がしい男が押しのけ、鮮やかに応急処置を施したのだ! 一体、この男は何者なのか…。未知子はただただ唖然とする。

 その翌日、「国立高度医療センター」では胃体部がんを患った2人の患者、琴塚七海(銀粉蝶)と吹田静子(高林由紀子)の術前カンファレンスが行われる。そこで、未知子は完璧かつ迅速な術式を提案。2人の患者の執刀医に立候補する。だが、総長の天堂義人(北大路欣也)は未知子には執刀させない、と一刀両断。その日付で「西京大学病院」から赴任したという医師・富士川清志郎をカンファレンスに招き入れる。数々の論文で世界的な高評価を受け、オペの腕も超一流だという富士川――彼はほかでもない、未知子がクラブで出会った、あの騒がしい男だった!

 結局、富士川の提案で、彼が静子のオペを、未知子が七海のオペを担当することに。しかも、富士川はこともあろうに、未知子に対してオペのタイムレースを申し出る! さらに、富士川は外科統一部長の海老名敬(遠藤憲一)にも宣戦布告。辞職した元外科部長・談合坂昇の席を勝手に陣取ってしまい…。そんな中、オペの日がやって来た! 同時に手術を始める未知子と富士川。ところがまもなく、医局員の誰もが予想し得なかった事態が発生し…!?

【ゲスト】

  • 琴塚 七海 (銀粉蝶)
    胃体部がんを患って「国立高度医療センター」に入院した患者。独身で見舞い客もいない孤独な女性で、同部屋の静子が家族に囲まれている姿を見ては、さらに孤独感を募らせる。淋しさから、自分の執刀医となった未知子に対しても、何かにつけて偏屈な態度を取る。
  • 吹田 静子 (高林 由紀子)
    「国立高度医療センター」の入院患者。執刀医は富士川。七海と同じ胃体部がんを患い、同じ日にオペを受けることに。だが、取り巻く家庭環境は、孤独な七海とは大違い。入院中も息子夫婦と孫が頻繁に見舞いに訪れるなど、幸せな家庭に恵まれている。