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2014年11月6日

OPE.5「医者の勝ち負けなんてどうでもいいんだって。患者が勝たなきゃ意味ないじゃん」

 「東帝大」派閥と「西京大」派閥による覇権争いが未だ絶えない「国立高度医療センター」。この状況に業を煮やした総長・天堂義人(北大路欣也)は戦略統合外科部長を近々、東の海老名敬(遠藤憲一)か、西の談合坂昇(伊武雅刀)のどちらかに絞ると表明する。そんな中、経産省の大物・五十嵐裕久(吉満涼太)が結腸がんで入院。外科部長のポストを手放したくない海老名と談合坂は、是が非でも自らの派閥でオペを担当し、評価を上げようと目を光らせる。だがその矢先、一般病棟の患者・田中信五(井上順)が病室から脱走! 担当医の談合坂がしぶしぶ田中を捜し回っている隙に、海老名が五十嵐のオペの権利をかすめ取ってしまう。

 結局、海老名率いる「東帝大」チームが五十嵐、談合坂が田中のオペを担当することに。患者のランクも手術の難易度も、五十嵐の方が圧倒的に高く、談合坂は当然のごとく焦りを隠せない。ところが…術前カンファレンスの場になると、談合坂はどういった風の吹き回しか、東と西の軋轢解消に意欲的な姿勢をアピール! 加えて、海老名に田中のオペを手伝ってもらいたいとまで申し出る。そんな中、大門未知子(米倉涼子)は談合坂が提示した術式に疑問を呈するが、談合坂はその意見を無視し、未知子を助手に指名。どうしても術式に納得のいかない未知子は自分に執刀させるよう、田中に直談判するのだが…!?

 ほどなく、オペの日がやって来た。未知子らは田中のオペを開始。ところが、談合坂から海老名に執刀のバトンが渡った途端、最悪の事態が発生する――!

【ゲスト】

  • 田中 信五 (井上 順)
    右上葉肺腺がんで「国立高度医療センター」の一般病棟に入院している患者で、担当医は談合坂。たびたび病室を脱走するお騒がせ人物。また脱走するたび、未知子とも交流を図る。談合坂と海老名が執刀を担当することになるが、その術式に未知子は否定的で…!?
  • 五十嵐 裕久 (吉満 涼太)
    日本式医療の輸出を積極的に推進する経産省の大物局長。結腸がんで「国立高度医療センター」の特別病室に入院する。このVIP患者をめぐり、東帝大派閥と西京大派閥でオペの権利を取り合うも、結局は東が獲得。加地が執刀医、原が第一助手となってオペを行う。