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2014年10月30日

OPE.4「切りましょうか、私が。私なら完璧に治せますよ」

 討論番組に出演した「国立高度医療センター」の総長・天堂義人(北大路欣也)が、国家レベルの新組織を創立し、複数の省庁に分散している医療輸出関連の権限を一極集中させる構想を発表した! この権力集約構想にジャーナリスト・四方宏(松尾貴史)は真っ向から反論。「国立高度医療センター」内の覇権争い、フリーランスの医師を高額報酬で雇っているとの噂までも指摘し、番組内で徹底的に糾弾する。しかも、それだけではない。四方は根治不能と診断された甲状腺未分化がんを患っていることを番組で明かす!そして、「国立高度医療センター」の優秀さを国民に示したければ、自分のがんを治せと宣戦布告したのだ!

 かくして、四方は「国立高度医療センター」に入院。さっそく大門未知子(米倉涼子)は執刀医に名乗りを上げる。だが、四方からフリーランス問題も指摘された手前、センターとしても未知子に切らせるわけにはいかない…。そこで、同センターの明暗を分けるこのオペは、天堂がロシアから招いた“甲状腺がんのスペシャリスト”に任せることに。その医師とは原守(鈴木浩介)――かつて「帝都医科大学付属第三病院」で、未知子共に働いたことのある外科医だった!

 ちょうどそのころ、「名医紹介所」の所長・神原晶(岸部一徳)も「国立高度医療センター」に姿を現す。晶も心酔する“神の声”を持つオペラ歌手・サバロッティ(ウォルター・ロバーツ)が、来日公演の開演直前に声が出なくなったため、同センターでのオペを極秘手配したのだ。甲状腺乳頭がんによって奪われた“神の声”を取り戻すべく、さっそく手術室の扉を開く未知子。一方の原も、四方のオペを開始する。ところが、やがてセンターを揺るがす事態が発生し…!?

【ゲスト】

  • 四方 宏 (松尾 貴史)
    国民の誰もが知る有名ジャーナリストで、弱い者たちを切り捨てていく権力と戦い続ける男。進行が速く、根治手術は不可能と診断された甲状腺未分化がんを患っている。全国放送の討論番組で天堂と共演。天堂が掲げた新組織創立案、欲にまみれた「国立高度医療センター」の実情などに異議を唱え、牙をむく姿勢を崩そうとしないが…!?