NEWS

2014年10月1日

制作発表記者会見を開催!
新シリーズスタートにあたり、米倉涼子さんが「御意」を一刀両断!?

 10月9日(木)から待望の新シリーズに突入する『ドクターX~外科医・大門未知子~』。その制作発表記者会見が9月30日(火)、テレビ朝日本社1階アトリウムにて開催され、主人公のフリーランス外科医・大門未知子を演じる米倉涼子さんを筆頭に遠藤憲一さん、内田有紀さん、勝村政信さん、渡辺いっけいさん、内藤理沙さん、庄野崎謙さん、岸部一徳さん、北大路欣也さんが登壇! 東西を代表する大学病院の覇権争いの場でもある、日本医学界の頂点「国立高度医療センター」にて繰り広げられる『ドクターX』史上最大の戦いへの意気込みや、日々の撮影での手応えなどを語り尽しました。

■大門未知子も自由なら、米倉さん&共演者たちもある意味で自由…!?
現場の(秘)エピソードを次々と暴露

 「今回も大門未知子は一匹狼。自由にやっていきたいと思っております」――こんな米倉さんの挨拶から始まった会見。今回は、そんな米倉さんの“未知子とはまた違った意味で自由なエピソード”が、遠藤さんによって明らかになりました! 遠藤さんによれば、「涼子ちゃんから、いつの間にか「憲一」と呼ばれるようになりました(笑)。「憲一」と呼ぶ人間は両親だけだったので新鮮」とのこと。さらに、遠藤さん自身も“自由スイッチ”が入ったのか、ノリノリで「そう呼ばれるのが嬉しくて、現場では涼子ちゃんに抱きつきまくってます(笑)!」と告白。米倉さんがすかさず「これ、本当なんです。やめてもらっていいですか!?」とツッコむと、遠藤さんも「やめません!」と応戦。現場での自由で楽しいやりとりが手に取るように伝わってくる、和気藹々とした雰囲気に、会見は終始包まれていました。

■未知子らの名ゼリフをVTRで総括! 米倉さんからは嬉しい報告も…

 会見では未知子の「いたしません」、医局員が目上の人々に対して発する「御意」など、おなじみの名ゼリフを集めた贅沢なVTRも流れました。これらの名ゼリフはすっかり世間に浸透しているようで、米倉さんも「歯科医院に行った時、歯科助手の方に『何か指示をするたびに、うちの子が“いたしません”と言って面倒臭いので、やめてもらっていいですか?』と言われたんです。ちなみに、お母さんの方も『“いたしません”じゃないでしょ! “御意”でしょ~っ!』と応戦するらしくて」と、嬉しそうに笑いながら報告。実は、米倉さん本人も「このドラマが始まると、未知子の口癖を頻繁に使うので、この秋も私自身『いたしません』と言うことが多い」そう。『ドクターX』の言葉の力を感じさせるエピソードが次々と飛び出しました。

■不毛な欲を一刀両断!? 米倉さんが特製「御意」ケーキをバッサリ切る!

 さらに、今回は白亜の大病院をイメージした真っ白なケーキに、大きく「御意」の文字が書かれた特製ケーキも登場! 新シリーズでも決して「御意」とは言わない未知子を演じる米倉さんに、ズバッと一刀両断してもらいました。自ら「メス!」と声を掛けて受け取った刃渡りの長いナイフで、米倉さんは迷うことなく「御意」の文字を真っ二つに切断。北大路さんも「米倉さんは切ることに関して百戦錬磨。見事です!」と絶賛したほどの素晴らしいパフォーマンスで、『ドクターX』が帰ってきたことを強烈に印象づけました。

*   *   *

 なお、10月9日(木)の初回放送、および10月16日(木)の第2話は15分拡大スペシャルとして放送(午後9:00~午後10:09)されることも決定! 異例の2週連続スペシャル放送で、息もつかせぬ『ドクターX』の新たな世界をたっぷりとご堪能ください。

【米倉涼子さんコメント】

 今回も大門未知子は一匹狼。自由にやっていきたいと思っております。第3作目の開始にあたり、(未知子を演じる上での)準備はそれほどいたしませんでした。目新しい変化として髪は切りましたが、どんな場所に行っても大門未知子は大門未知子。ですから、むしろ「変わらないような準備」をしました。第1作目が始まった2年前は、手術器具やその扱いも1つひとつ覚えるのがすごく大変だったんですけど、それも少しずつクリアしてきている気がします。
 2年前は申し訳なくなるほど、すごくぎこちなく「いたしません」とか「失敗しないので」と言ってましたけど、最近はこれらの言葉を発するのが気持ちいいんです。実は先日、歯科医院に行った時、歯科助手の方に「何か指示をするたびに、うちの子が『いたしません』と言って面倒臭いので、やめてもらってもいいですか?」と言われたんです。それを聞いた時は「本当にごめんなさい」としか答えようがなくて…(苦笑)。ちなみに、お母さんの方も「『いたしません』じゃないでしょ! 『御意』でしょ~っ!』と応戦するらしいんです。そうやって日頃から『ドクターX』のセリフを使っていただけるなんて、本当にありがたいです。
 このドラマが始まると、撮影でも未知子の口癖を頻繁に使いますし、また周りの方が私から「いたしません」とか「失敗しないので」という答えを引っ張り出すような対話を投げてくださるので、この秋も私自身「いたしません」と言うことが多いんです。来月くらいになったら、私生活で「いたしません」と言う回数が、もっと増えるんじゃないかな、と思います。

【遠藤憲一さんコメント】

 今回の撮影現場では、第2作目の時に僕のことを「遠藤さん」と呼んでいた涼子ちゃんから、いつの間にか「憲一」と呼ばれるようになりました(笑)。「憲一」と呼ぶ人間は両親だけだったので新鮮ですし、感謝してます。実は、そう呼ばれるのがすごく嬉しくて、現場では涼子ちゃんに抱きつきまくってます(笑)!
 僕は第2作目では「御意、御意」と言っていた立場でしたが、第3作目では少し「御意」と言わせる立場に出世しました。第2シーズンの時は、西田敏行さんから徹底的に巧妙なアドリブを浴びせられ、僕が思わず笑っちゃってNGになることもあったりしたので、ビクビクしながら「御意」と言ってたんです。今回、久しぶりに『ドクターX』の現場に来たら、しょっぱなから西田さんと会っちゃって、そのことを思い出してドキドキして…(笑)! 今回はまだ西田さんと絡むシーンがないんですけど、またぜひご一緒したいですし、その時に自分の心がどんな状態になるのかも楽しみですね。また、北大路さんに対して「御意」と言う時は、心がなければ見抜かれると思うので、用心して演じたいと思います(笑)。

【内田有紀さんコメント】

 第1作目から出させていただき、第2作目からは「神原名医紹介所」所属のフリーランス麻酔医として働いている城之内博美を演じています。『ドクターX』ももう3年になりますので息もぴったりで、昨日も(岸部)一徳さんと米(倉涼子)ちゃんと、「神原名医紹介所」で麻雀したり騒いだりしていたんですけど、何事もお互いにアイコンタクトでできるようになっています。3年もシリーズとして続くドラマもすごいですが、そこに出させていただき、お芝居ができるのがとても楽しいです。先輩方もとてもチャーミングな方が多く、皆さんと楽しくお仕事させていただいています。
 普段は「失敗“いたしません”」とか「失敗しないので」といった言葉を自分に言い聞かせます。大人になってくると、失敗することが恥ずかしいじゃないですか。だから、「失敗しないように頑張らなきゃ」って思う時に、言い聞かせています。

【勝村政信さんコメント】

 僕が演じる外科医・加地秀樹は、「腹腔鏡の魔術師」と呼ばれているらしいです。でも、腹腔鏡の手術の撮影は一度しかやったことがありません。 今となっては、腹腔鏡がどういうものだったかも覚えておりません(笑)。
 加地は第1作目の最後で香川県の分院に飛ばされていたのですが、ようやく戻って参りました! 第1作目の時は、こんなにスケールの大きい話になるとはまったく思っていませんでした。自分が関わったドラマが成長していく姿を見るのは、役者としてとても幸せなことです。だからといって大きなことはせず、今回もちまちまと演じていけたら、と思っております。
 最近、よく口にする言葉はズバリ、「憲一」です(笑)。遠藤さんは先輩ですので、大変申し訳ないのですが、スタッフルームや前室でいつもお茶目なことをやっていらして…。しかも、本人はウケると思ってやっていらっしゃるので、つい「憲一、頼んだよ」と言ってしまいます(笑)。

【渡辺いっけいさんコメント】

 僕が演じる加藤峰司は病院のマネージメントを担う事務局長で、学校で例えると教頭先生のような役どころです。ちなみに、第2シーズンまでは一視聴者でした。今回が初参加ですので、転校生の気分です! 撮影が開始して1カ月ほど経ちましたが、元来の人見知りの性格もありまして、まだ馴染むことができません(笑)。でも、そんな僕の心の葛藤とは関係なく撮影は順調で、本当に面白いものができているな、と感じます。視聴者だった時にも思いましたが、大門未知子は見ていてスカッとするんですよね! 最後に視聴者の皆さんがスカッとするように、自分は何ができるかを考えて演じていきたい、と思っています。
 僕の最近の口癖は…「本当によく言っているなぁ」と自分でも笑っちゃうのですが、車で移動中、ラジオで曲がかかると、運転してくれている若手のスタッフに必ず「これ、流行ってる?」って聞いてしまうんです。そんな自分が本当に小さいな、と思います(笑)。

【内藤理沙さんコメント】

 今回は素晴らしい先輩方と一緒にお仕事させていただいて、すごく緊張しているんですけど、とてもいい経験だと思います。頑張りますので、よろしくお願いします。
 私の口癖は「よし! 起きるぞっ!!」。毎朝、起きる時にはこの言葉を口にして、気合いを入れています。そうしないと、起きられないんです(苦笑)。

【庄野崎謙さんコメント】

 僕が演じる井川は天堂理事の秘書であり、影のような存在。クールでミステリアスな、正体不明の人間です。秘書として忠実にお仕えするにあたり、あうんの呼吸を大事にし、日々撮影に励んでおります。
 (最近の口癖を聞かれ…)衣装のスーツをカッコよく着られるように筋トレをしているんですが、ベンチプレスを持ち上げている時など、最後の1回が上がるか上がらないか、でも上げたいという時に、「……フン!」という声が出ます。

【岸部一徳さんコメント】

 第1作目の終わり頃は、僕自身も“ドクターX”の1人である気配をちらっと見せたりしていましたけれども、3作目になった今ではほぼ「メロンと請求書の人」として楽しくやらせていただいています(笑)。
 (未知子の名ゼリフ「いたしません」が飛び出すシーンの撮影について)僕が未知子の労働条件を読み上げるたびに、米倉さんが「いたしません」と言うのがすごく気持ちよかったです。僕自身は実生活で「いたしません」とは一度も言えないタイプなので(笑)。掛け合いのリズムもいいし、嬉しくなりますね。
 (普段の口癖は)だいぶ前からよく言われるんですけど、人の話を聞いている時に相槌で「あぁ、そう」と、よく言うんです。聞いている時も、聞いていない時も使ってしまうんです(笑)。聞いていなかったとしても「あぁ、そう」って言うと、必ず話がつながるのでね(笑)。

【北大路欣也さんコメント】

 熟成されたシリーズに参加するのは、大変緊張します。虚構の世界と実像の世界――その振幅が非常に深く、激しいドラマですので、呼吸をつかむための戦いを今、しているところです。僕が今回演じる天堂は「得体の知れない人間」ということなので、ここでは詳細をしゃべらない方がいいでしょう。第1話からぜひご覧いただいて、天堂がどんな人間なのか観察してもらえれば、と思います。
 最近、テレビのニュースなどで「成長戦略」とか「再生」、「手術」という言葉を聞くたびにドキッとするんです。そういった言葉が僕のセリフに散りばめられているんですが、普段なかなかしゃべらない言葉なので、セリフを言う時は一瞬緊張します。今は言葉にビビっています。ビビりです(笑)。ただ、僕のセリフの難易度レベルが2くらいだとすると、米倉さんのはレベル10。手術のシーンを、僕らは見学室から見ているんですが、まさに格闘! よくあれだけのセリフをリズムよく、スピーディーに言えるものだ、といつも感心しています。その米倉さんとは初共演ですが、楽しく、非常にいい環境で仕事をさせていただいております。
 今回は「御意」と言われる立場の人間を演じますが、僕は心のこもった「御意」なら受け入れますが、心がこもっていない「御意」は受け入れません。いろんな「御意」がありますが、それをどう乗り越えていこうかと思っています。