放送内容
2017.10.14 #180
geodesign(ジオデザイン)
[ デザインチーム ]
きれいにパッケージングされた豆腐。取り出してみると…豆腐ではなく紙の“付箋(ふせん)”。生み出したのはgeodesign。工業デザイン会社が立ち上げた日用雑貨のデザインチーム。
「パッケージをよく見ると、“原材料名”や“賞味期限”など本物の食品と同じように表示をしています。
付箋なので、使ったらまた戻せるように、ふたを何度でも開け閉めできるようにしました。」
カラフルなタオルには、こんな仕掛けを。
「このタオルをクルクル巻くと“のり巻き”に見えるようにしました。カバンにしまっておけば取り出す時に、カバンからのり巻きが出てきたように見えるので面白いと思います。」
割り箸そっくりなボールペンまで作ってしまうgeodesign。
その作品に込められたデザイン・コードとは…
【手にとってニヤリ】
「見た目で驚いてもらうだけではなく、手に取ってからもニヤリと笑顔になってもらえるように工夫しています。」
『ケズプレッソ』という名のカップコーヒー。正体は…
「ストローの代わりに鉛筆を入れて回すと、鉛筆が削れる“鉛筆削り”です。
パッケージに描かれた山は富士山に見えますが、よく見ると鉛筆の削りカスを描いているんです。」
納豆パックの中には…納豆に見立てた金色のクリップが。
「クリップだけではなく、納豆のタレの袋に見立てたマグネットを入れました。このマグネットを持ち上げると磁力でクリップが引っ付いて、まるで納豆がネバネバと袋にまとわりついているように見えるんです。」
細部へのこだわりは、普段の業務でも共通のようで…
「ウチのメンバーは、普段の業務も納豆のようにみんな粘り強くやっていますね。」