放送内容
2016.06.04 #111
祐琴(ゆうこ)
[ 切り絵アーティスト ]
色鮮やかな蝶の切り絵。実はこれ、4枚の切り絵を組み合わせて作られたもの。
生み出したのは、切り絵アーティスト 祐琴。
切り絵を貼ったアクリル板を、数枚重ねて1つの作品に仕上げていく。
「平面作品ですが、切り絵を重ねることで手前の切り絵の影が、後ろの切り絵に掛かって独特の奥行きがでます。作品を見た人が“これどうなっているの?”と驚いてくれるのが魅力ですね。」
切り絵歴はまだ3年だが、その魅力にとりつかれているという。
「切っているときは楽しくて仕方がないです。細かいところを切るときはドキドキしますね。まるで、絶叫マシンに乗っているかのような気持ちで切っています。」
新たな技法で注目を集める祐琴。その作品に込められたデザイン・コードとは…
【着せ替え人形】
「子供の頃にやっていた着せ替え人形に通ずるものがあるのかなと思います。着せていくような気分で柄を描いていくんです。」
祐琴は、人形に服を着せていくような感覚で切り絵を重ねているという。
ドレスをモチーフにした作品『プリンセス ドレス』では…
「何枚も重なっていくことで作品がどんどん変化していくのが、楽しみの一つですね。」
切り絵をしている時が至福の時間。
「長いときは12時間くらい切っていたりするので、周りから見たら異様な雰囲気を出しているかもしれない。」