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YOY  
[ デザインスタジオ ]

2015.01.24

 

YOY(ヨイ)
[ デザインスタジオ ]

壁に立て掛けたイスの絵。実は、座ることができる作品『CANVAS』。
生み出したのは、デザインスタジオ YOY。空間デザイナー小野直紀とプロダクトデザイナーの山本侑樹の2人で活動するコンビ。

「部屋に飾ってあるイスの絵を、来客があった時に降ろして座ってもらったら面白いんじゃないかなと思って作りました。表面は伸縮性のある布で作っています。座る位置には木のバーを入れているので、そこに座ることが出来るんです。作品『RUG』…床に敷かれたラグマットで折り曲げると固まり、イスのように座ることが出来ます。中には強度のあるアルミの板が入っており、イスとして使える機能を満たしています。」

驚きとユーモアに満ちたYOYの作品。そこに込められた、デザイン・コードとは…

【空間の見え方が変わるもの】

「壁や床という空間に“何があったら面白いか”ということを考えながら作ります。モノ単体も作らないし、空間が面白いというだけでも作らないんです。“モノがあって空間が面白くなるようなもの”を作りたいと思っています。作品『PEEL』…単体で見ると何に使うのか分からないと思うんですが、壁の隅に取付ける照明です。壁がめくれて部屋の向こう側に光に満ちた空間を想像させる作品です。作品『LIGHT』は、壁に光を当てることでランプの形が壁に浮かび上がり、まるでそこにシェードランプがあるかのように見えるライトです。」

二人が目指す、次なる領域とは…

「例えばファッションや建築など、モノ以外のデザインにチャレンジしたいと思っています。」