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本間 ますみ
[ ペットボトルアーティスト ]

2014.11.22

 

本間ますみ(ほんま ますみ)
[ ペットボトルアーティスト ]

幻想的なLEDの光に彩られた草花。実はすべて、ペットボトルで作られたアート作品。
生み出したのは、ペットボトルアーティスト本間ますみ。
作品の主な特徴は、自然界の営みの一部分を切り取り表現すること。

「作品の一部を目で追っていくだけで、生き物たちが生きる時間軸を感じられるようにしています。例えば、作品『春夏秋冬 夏』では、カワセミが魚を捕まえた瞬間に驚いて飛び出したトンボや、そのトンボを食べようかと悩んでいたアマガエルなど、様々な生き物の表情を1つの自然の風景として表現しています。作品『春夏秋冬 春』では、満開の桜の枝をスズメがついばんだり、花が落ちたりしている様子を表現しています。」

ペットボトルだけで表現された美しい自然の風景。そこに込められたデザイン・コードとは…。

【自然に目を向けて欲しい】

「もう少し自然に目を向けてもらいたいですね。“自然は大事”ということに気づいてもらうきっかけになればと思っています。制作には接着剤も塗料も一切使っていません。接着はハンダゴテの熱で溶かしてくっつけています。ペット樹脂以外のものを混ぜて制作してしまうと資源として使えなくなってしまうのです。」

本間は、基本的に作品は残さずに展示を終えたものはリサイクルに回すという。

「あえてペットボトルで作品をつくることによって、自然環境を大事にしてほしいというメッセージが、見ている人に一瞬で伝わると思うんですよね。」