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篠原 すみれ
[ シューズデザイナー ]

2019.02.23

 

篠原すみれ(しのはら すみれ)
[ シューズデザイナー ]

女性が履いている毛付きの牛革のパンプス。靴を脱ぐと鮮やかな緑色が…実はこのパンプス、果物のキウイがモチーフになっている。
デザインしたのは、シューズデザイナー・篠原すみれ。

「工房で使っていた毛付きの革が、『キウイの革に似ているな』と思って作りました。」

様々なフルーツをモチーフにする篠原。革の質感が発想のヒントになるという。
茶色い革のパンプスは…

「この革は質感が細かくて、ちょっと光沢があるところが『栗に似ている』と思って作りました。」

オレンジ色の革靴は…

「ミカンをスパッと切ったようなイメージで作りました。後ろのジッパーのところに葉っぱが付いていて、ここが歩くと揺れるようになっています。」

ときめきと遊び心を大切にする篠原。
その作品に込められた、デザイン・コードとは…

【動きによって現れる表情】

「動きによって別の表情が現れます。」

履く人の動きも計算してデザインしているという。
丸い形をした、つま先の赤いエナメル部分が特徴的なこちらの靴は…

「両足をそろえた時に双子ちゃんのサクランボが現れるというデザインです。」
「バナナの靴は、ファスナーを下ろすと、“むきました”という感じになるデザインにしました。」

実際のフルーツには旬があるが…

「時期関係なく年中収穫可能というのが、うちの売りですね。」