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居山 浩二
[ アートディレクター ]

2019.02.09

 

居山浩二(いやま こうじ)
[ アートディレクター ]

威風堂々とそびえ立つカラフルな岡山城。実はこのカラフルなデコレーションはマスキングテープ。
デザインしたのは、アートディレクター・居山浩二。

「岡山県の名産品である、モモ、マスカット、デニム。この3つをモチーフにしたカラーを使って、岡山県の色々なところにデコレーションしました。」

これまで1000種類以上のマスキングテープの柄をデザイン。それを使って様々なモノをデコレーションしてきた。

「乗用車、バス、電車、船というものにマスキングテープを施してみたら、『どんな風に見えるのだろう?』というのが元々の動機です。」

マスキングテープの可能性に挑み続ける居山。
その作品に込められた、デザイン・コードとは…

【テープを貼ることで蘇る】

「テープを貼ることによって、生き生きと蘇(よみがえ)ってくるんです。」

居山は、古い建物や地味で目立たない空間をマスキングテープで激変させる。
香川県にある小学校は…

「静かな佇まいの渋い感じの校舎が、テープを貼ることによって、すごく良い空間になったと思いましたね。」

仙台の倉庫は、殺風景な場所がカラフルでポップな空間に生まれ変わった。

「テープ自体の色柄も、建物の味わいも映えて、それぞれが補完し合うんですよね。」

あらゆる物をデコレーションしてきた居山。次なる狙いは…

「お寺や神社、飛行機。そこは形にできたら嬉しいな。」