和火(かずか)
[ ファイヤーパフォーマンスチーム ]
闇の中で、炎を自由自在に操るパフォーマンス。演じるのは、ファイヤーパフォーマンスチーム和火。チームは、パフォーマーと楽器隊で構成され、これまで1000回以上のステージをこなしてきた。
「普段は街中で大きい火って見ないじゃないですか。だから、火を振り回している人がいると『何やっているんだろう?』『見てみたい!』という感情が起こると思うんです。それがファイヤーパフォーマンスの魅力であり、不思議なところですね。」
主に、ストリートライブなどお客さんが自由に出入りできるスペースでパフォーマンスを行う和火。お客さんに足を止めてもらうために…
「火をただ回しているだけだと、飽きられてすぐどこかに行かれてしまうので、火炎放射器みたいな世界中の道具を混ぜてやっています。」
一瞬たりとも気の抜けない和火のパフォーマンス。
そこに込められたデザイン・コードとは…
【子どもが楽しい=大人も楽しい】
「子どもが楽しいということは大人の方も楽しいはずなんですよね。」
飽きっぽい子どもを釘付けにできるかどうかで、パフォーマンスの内容を決めているという。
「火を食べる技とかわかりやすくて反応がいいですよね。難しい技でも、お客さんに伝わるものじゃないとダメというルールを決めていて、その中で行います。」
難易度の高さより、万人受けする演技に情熱を燃やす和火。しかし燃やすのは情熱だけではなく…
「ショーが終わると、髪の毛が燃えていたりします。必ず右側がどんどん短くなります。でも、意外と気づいたときにはすぐ生えています。」