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土居 陽子
[ ガラス造形作家 ]

2018.11.10

 

土居陽子(どい ようこ)
[ ガラス造形作家 ]

ガラスで出来た植物の作品。葉の細部まで繊細に作られている。
作ったのは、ガラス造形作家 土居陽子。

ガラス棒をガスバーナーで溶かし、1ミリ以下の細さに引き伸ばしながら植物を形作る。

「細いガラスを密集させて作ると光が乱反射して、作品自体が浮かび上がって幻想的に見えるんですよね。」

ショウブをモチーフにした作品では…

「植物の“葉脈”だとか“花の脈”のような細かいところに、植物が生きた時間の重なりを感じますね。」

植物の細部にまでこだわり、幻想的な作品を作り上げる土居。
その作品に込められた、デザイン・コードとは…

【細部に命を感じる】

サルスベリをモチーフにした作品では、花びらが散り、クモの巣に絡まった様子を表現した。

「散る間際の花の脈をより細く繊細に作ることで、命のはかなさが表現できればと思って。」

わずかなミスも許されない繊細な作業。そのため…

「集中しすぎて、前髪を焦がすことがあります(笑)」