225

坪島 悠貴
[ 金属造形作家 ]

2018.09.29

 

坪島悠貴(つぼしま ゆうき)
[ 金属造形作家 ]

金魚をモチーフにしたオブジェ。金魚の背びれを引っ張ると…足が出て、なんと鳥の姿に。
作ったのは、坪島悠貴。ワンアクション加えることで、全く別の生き物が出来上がる“変形する作品”を生み出す金属造形作家。

「部品を付け加えたり、外したりせずに、パーツのちょっとした凹凸を利用して別の物に見えるように工夫しています。 例えば、鳥の頭を上向きにすると頭頂部のでっぱりが横を向いた魚の口に見えます。」

かぼちゃは…クモに。

「かぼちゃからクモに変形させる時に、クモの足の形がなかなか自然な形にならなくて苦労しました。」

華麗に変形する坪島の作品。そこに込められた、デザイン・コードとは…

【変形ロボット】

「子供の頃に見た変形するロボットのおもちゃが今の作風に繋がっていると思います。元々の形から変形後が全然想像できなかったりするところが凄く面白いです。」

カニの中に収納されているパーツを取り出すと…高さ9センチほどのツルに。

「カニのボディの中に、鳥の長い首とか足がきちんと収納できるように関節の位置を調整しました。」

変形にこだわる坪島。もし自分自身を変形させるなら…

「鳥になりたいです。空を飛ぶのが凄く気持ちよさそうなので憧れます。」