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永井 秀幸
[ 3Dアーティスト ]

2014.08.23

 

永井秀幸(ながいひでゆき)
[ 3Dアーティスト ]

スケッチブックから、まるで飛び出しているかのように見える摩訶不思議な世界。描いたのは3Dアーティスト、永井秀幸。何気なく始めたアートにすぐさま世界が注目!永井の代表作“スケッチブック上の主人”は、動画投稿サイトで再生回数110万回を記録した。

「作品を見て、アッと驚くような絵を描けたらいいなと思ったのがきっかけですね。お金をかけずに想像力とアイデアを使い、スケッチブックと鉛筆だけで基本的に黒一色で描いています。黒一色でも無限に作品が生み出すことができるんです。」

黒の濃淡を使い分けることで立体的に見せる永井の作品。そのモチーフに込められたデザイン・コードとは…

【空想の世界】

「僕の作品は、空想の世界が現実に存在しているかのように描いているんです。“悪への招待”という作品は檻の中から手を出して“悪の世界へ来ないか?”みたいな。正義と悪で心が揺れ動いているイメージで描きました。」

この世に存在しない“空想の世界”だからこそ、立体的にリアルに表現したい。そんな永井の3Dアートには、ある驚きの仕掛けが…。

「基本的に1点からしか立体的に見えません。他の角度から見るとただの平面の絵になりますよね。今後は世界中の街や壁に巨大な3Dアートを描いてみたいです。」