木村英智(きむらひでとも)
[ アクアリウムアーティスト ]
熱帯魚や金魚など生きた魚を独創的なデザインの水槽に入れ、照明や映像、音楽などの演出を加えた作品“アートアクアリウム”。唯一無二のこの作品を手掛けたのは、アクアリウムアーティスト・木村英智(きむら ひでとも)。10代で熱帯魚販売の仕事を始め、世界中のあらゆる珍しい魚を目にしてきた木村が気付いたこと、それは…。
「観賞魚の世界と、僕の大好きなアート・デザイン・エンターテイメントが融合しているものは、この世に存在していないと気が付いたんです。だったら自分で作り出そうと。
役者だって一流の舞台で演技が出来ることは嬉しいでしょう?観賞魚にとって1番の晴舞台はアートアクアリウムなんです。」
優雅に泳ぐ魚をアートにまで高めた木村の作品。そこに込められたデザイン・コードとは…
【和】
「“和”の要素を1つのモチーフとして取り入れ、日本の実在した文化や世界観を表現しているんです。」
江戸時代に実在した“大奥”や“花魁”、“ぼんぼり”や“着物”も木村独自の演出で現代風のアート作品に。木村が和にこだわる理由とは…
「アートアクアリウムという作品に“和”を仕込むことによって、日本の美意識を忘れずに持ち続けてほしいなと思っています。」