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ヒカル チョウ
[ アーティスト ]

2014.07.12

 

ヒカル チョウ(ひかる ちょう)
[ アーティスト ]

体・顔・手・足など、人間の皮膚のあらゆる部分をキャンバスにして、唇や目、ジッパーなど様々なモノを恐ろしい程リアルに描く現役美大生アーティスト、ヒカル チョウ。

「作品を見て「気持ち悪い」と言われるのは嬉しい。本当に感動している時って「すごい」と言うより「うわっ、気持ち悪い」と言う方が、感じた気持ちを素直に表現した言葉だと思う。描いている自分すらも騙せた瞬間が1番快感ですね。」

見る者を思わず戸惑わせてしまう、だまし絵的なヒカルの作品。
そこに込められた、デザイン・コードとは…

【欲求】

「もしも自分の体にこんなものが付いていたらいいな…という欲求をよく作品として描きます。例えば無くなりやすいテレビのリモコンを手の甲にペイントして。手に付いていたら便利だし絶対に無くさないですよね。」

他にも、ボタンをお腹に描いた作品ではボタンを閉めることで体をスリムにしたいという欲求を表現し、電気のコンセントを背中に描いた作品では疲れた時に体を充電したいという欲求を具現化する。作品の出来を左右するポイントが影の部分。

「影をどのくらいリアルに描けるかで、そのものが実在しているように見えるし、自分の欲求を叶えやすくなります。私が作った作品を見て面白いと思ってくれたり、私の欲求を共感して欲しいですね。」