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佐野 景子
[ アーティスト ]

2016.04.09

 

佐野景子(さのきょうこ)
[ アーティスト ]

漫画の吹き出しをモチーフにした、幅40cmほどのガラス製のアート作品。
生み出したのは、佐野景子。数々のガラスアートコンペティションで受賞を重ねる気鋭のアーティスト。溶かしたガラスに息を吹き込む伝統技法、「吹きガラス」で作品を作る。

「“吹きガラス”という技法は、自分の息が形になり目に見えるというところが面白いです。」

技法は伝統的だが、その発想は型破り。

「吹きガラスで息を吹く時に“ふぅ~”という音を作品にできないかなと思い、“ふぅ~”という文字をガラスで作りました。」

ガラスを自在に操る佐野の作品。そこに込められたデザイン・コードとは…

【大喜利】

「作品を作る時は大喜利をしているように、ガラスをいかに面白いって思ってもらえるか考えながら作っています。私の作品を見た方が“クスッ”と笑ってくれるとすごくうれしいですね。」

ガラスの新たな表現方法に挑み続ける佐野。
ガラスで作った椅子の作品、そのタイトルは…

「ガラスで椅子を作ったんですが、座ったら割れてしまいます。なので、作品のタイトルを『空気(の)椅子』にしました。他にも、ビニール袋に見える作品『私の一息』という作品は、一息で膨らました。自分の一息の量が目で見てわかるのが面白いと思いますね。」

いつか理想の男性をガラスで作りたいという佐野。ちなみにタイプは…

「透明感のある人ですね。」