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2017.04.16

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世界が描いた日本の音楽会

ヨーロッパ文化の影響が強いクラシック音楽ですが実は日本を描いた作品も少なくありません。そんな名曲の数々を当時の歴史的背景や日本との関係を紐解きつつご紹介しました。
♪つのだたかし、中村恵理、高関健、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

出演者

つのだ たかし /リュート
ヨーロッパで中世からバロックの長きにわたって愛された弦楽器リュートの演奏家。独奏に加え、歌曲の伴奏者として歌手から信頼が厚く、ルネサンス、バロックを中心に内外の多くの名歌手の伴奏を務める。古楽器を使った楽しいバンド《タブラトゥーラ》を主宰。またCDレーベル『パルドン』をプロデュースして、リュート音楽と16-17世紀の声楽作品を中心に多くのCD作品を発表している。
中村 恵理  なかむら えり /ソプラノ
新国立劇場オペラ研修所を経て、2008年英国ロイヤル・オペラ・ハウスにデビュー。翌年アンナ・ネトレプコの代役として出演し一躍脚光を浴びた。2010年からは6年間にわたりバイエルン国立歌劇場の専属歌手として、ケント・ナガノ、キリル・ペトレンコ、大野和士らの指揮のもと数々のオペラに主要キャストとして出演。昨年11月にはウィーン国立歌劇場にデビューを果たし、まさに日本を代表する世界の歌姫として今後のさらなる飛躍が期待されている。ミュンヘン在住。
高関 健  たかせき けん /指揮
国内主要オーケストラで重要なポジションを歴任し、現在東京シティ・フィル常任指揮者、京都市交響楽団常任首席客演指揮者。海外への客演も多く、ロシアの名門サンクトペテルブルグ・フィル定期演奏会には2013年に続き今年4月にも客演。新国立劇場「夕鶴」、大阪カレッジオペラ「ピーター・グライムズ」などのオペラでも好評を博し、作曲家やソリストからも絶大な信頼を得る。東京藝術大学音楽学部指揮科教授 兼 藝大フィルハーモニア管弦楽団首席指揮者でもある。
twitter.com/KenTakaseki
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 /オーケストラ
1975年設立。常任指揮者に高関健、桂冠名誉指揮者に飯守泰次郎を擁する。年間100回を超える公演は、東京オペラシティでの定期演奏会を柱にオペラ、バレエ公演、テレビ朝日「題名のない音楽会」などへのテレビ出演など多岐にわたり、数多くのCDをリリースしている。また地域コミュニティでの活動に積極的で、1994年から東京都江東区と芸術提携を結び、ティアラこうとう定期演奏会を始め、江東区内で音楽文化の振興を目的とした活動を幅広く行っている。

楽曲紹介

  • ♪1:オペラ『蝶々夫人』より「ある晴れた日に」

    作曲: G.プッチーニ
    翻訳: 吉田牧子
    ソプラノ: 中村恵理
    指揮: 高関健
    演奏: 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

  • ♪2:「海」第3楽章「風と海との対話」

    作曲: C.ドビュッシー
    指揮: 高関健
    演奏: 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

  • ♪3:「お嬢さん方、きれいな小物はいかが?」

    作曲: J.ダウランド
    訳詞: つのだたかし
    歌: 石丸幹二
    リュート: つのだたかし

偉人たちが残した言葉

画面全体を絵の具で塗りつぶす西洋画よりも、余白の効果を生かす簡潔な日本画の方が、絵としてはるかに卓越している