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2016.11.27

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弦楽四重奏と音楽家たち

アンサンブルの中で、根幹になるスタイルと言われているのが弦楽四重奏。そこで今日は、元NHK交響楽団ソロ・コンサートマスター徳永二男さん、NHK交響楽団 首席奏者のチェリスト向山佳絵子さん、東京フィルハーモニー交響楽団 首席奏者のヴィオリスト須田祥子さんをお招きして、それぞれのトップだからこそ分かる弦楽四重奏の魅力について、たっぷりと語っていただきました!
♪徳永二男、向山佳絵子、須田祥子

出演者

徳永 二男  とくなが つぎお /ヴァイオリン
今年楽壇生活50周年を迎えた、人気、実力ともに日本を代表する演奏家。長年NHK交響楽団のソロ・コンサートマスターを務める。1994年の退団以降、ソロや室内楽で目覚ましい活躍を続けている。モントリオール響やイギリス室内管をはじめ多くのオーケストラと共演。1996年からは宮崎国際音楽祭の総合プロデューサーを経て2011年からは音楽監督を務めている。全国で数多くの演奏会に出演する傍ら、教育者としても優秀な演奏家を数多く育てている。桐朋学園大学特任教授、洗足学園大学客員教授。
向山 佳絵子  むこうやま かえこ /チェロ
東京生まれ。東京藝術大学を経てドイツ・リューベック国立音楽大学留学。第54回日本音楽コンクール第1位、第10回ガスパール・カサド国際チェロ・コンクール第1位、第3回アリオン賞審査委員奨励賞、第2回出光音楽賞受賞。世界の一流演奏家や、NHK交響楽団、都響他国内外の主要オーケストラと共演。現在リサイタル、室内楽、公演プランナー、東京藝術大学非常勤講師、NHK交響楽団首席奏者など日本を代表するチェロ奏者の一人として活躍中。
須田 祥子  すだ さちこ /ヴィオラ
桐朋学園大学を首席で卒業。現在東京フィルハーモニー交響楽団首席ヴィオラ奏者、洗足学園大学講師、アクロス弦楽合奏団メンバー。国内外の4つのコンクールで優勝。宮崎国際音楽祭には毎年出演。CD「ビオラは歌う」シリーズでは多彩で豊かな音色を表現。2015年、題名のない音楽会「ヴィオラ特集」に出演。2016年、報道ステーションではソロ演奏が生中継された。自らが主宰するヴィオラアンサンブル「SDA48」の活動を通して、ヴィオラという楽器の更なる可能性を追求している。

楽曲紹介

  • ♪1:弦楽四重奏曲 第67番「ひばり」第4楽章

    作曲: F.J.ハイドン
    ヴァイオリン: 徳永二男
    ヴァイオリン: 五嶋龍
    チェロ: 向山佳絵子
    ヴィオラ: 須田祥子

  • ♪2:弦楽四重奏曲 第11番 「セリオーソ」第1楽章

    作曲: L.v.ベートーヴェン
    ヴァイオリン: 徳永二男
    ヴァイオリン: 五嶋龍
    チェロ: 向山佳絵子
    ヴィオラ: 須田祥子

  • ♪3:弦楽四重奏曲 第12番 「アメリカ」第1楽章

    作曲: A.ドヴォルザーク
    ヴァイオリン: 徳永二男
    ヴァイオリン: 五嶋龍
    チェロ: 向山佳絵子
    ヴィオラ: 須田祥子

今日の格言

人間行動のもっとも完全な表現が弦楽四重奏である