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2016.01.24

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五嶋龍の音楽会

2015年10月ヴァイオリニスト 五嶋龍が司会を務め、リニューアルした「題名のない音楽会」。毎回様々なジャンルの音楽をアップデートして4か月経ちますが、ここで改めて五嶋龍とは、どんなヴァイオリニストなのかをこれまで五嶋が演奏してきた音楽と共に紹介しました。
♪五嶋龍、宮田大、萩原麻未、ユンディ・リ、久石譲、沼尻竜典、栗田博文、日本フィルハーモニー交響楽団、シエナ・ウインド・オーケストラ、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 他

出演者

久石 譲  ひさいし じょう /作曲家
1950年、長野県出身。国立音楽大学在学中よりミニマル・ミュージックに興味を持ち、現代音楽の作曲家として出発。84年の映画『風の谷のナウシカ』以降、『菊次郎の夏』『おくりびと』『悪人』『かぐや姫の物語』『小さいおうち』など数々の映画音楽を担当。日本アカデミー賞最優秀音楽賞をはじめ国内外で受賞歴多数。近年はクラシックの指揮活動のほか、現代の音楽の作品を手掛けるなど、活動の場は多岐にわたる。2009年紫綬褒章受章。国立音楽大学招聘教授。2016年にオープン予定の長野市芸術館芸術監督を務める。
宮田 大  みやた だい /チェリスト
3歳よりチェロを始める。9歳より出場するコンクール、第74回日本音楽コンクールを含む、すべてに第1位入賞を果たす。'09年、第9回ロストロポーヴィチ国際チェロコンクールで日本人として初優勝。その後、国内外で演奏活動を活発に行っている。現在若手チェリストの第一人者。使用楽器は、上野製薬株式会社より貸与された1698年製ストラディヴァリウス“シャモニー(Cholmondeley)”である。第20回出光音楽賞受賞。
オフィシャルサイト http://daimiyata.com
萩原 麻未  はぎわら まみ /ピアニスト
2010年第65回ジュネーヴ国際コンクールにおいて、日本人として初めて優勝。年によって1位を出さないとされる本コンクールにおいて実に8年振りの快挙となり、一躍注目を浴びた。広島県出身。広島音楽高等学校を卒業後渡仏し、パリ国立高等音楽院及び同音楽院修士課程、パリ地方音楽院室内楽科、モーツァルテウム音楽院を卒業。ホテルオークラ音楽賞、新日鉄音楽賞(現 新日鉄住金音楽賞)フレッシュアーティスト賞、第22回出光音楽賞、文化庁長官表彰など受賞歴多数。
ユンディ・リ /ピアニスト
1982年10月7日重慶生まれ。幼少より、音楽への非凡な感受性を示し、4歳からアコーディオンを習い始めた。
1年後重慶子供アコーディオン・コンテストで第1位となる。7歳でピアノを習いはじめ、2000年ポーランド・ワルシャワで開催された第14回ショパン国際ピアノコンクールに出場。卓越した演奏により15年ぶりに「第1位優勝」を果し、最年少金賞受賞者となり、併せて「ポロネーズ賞」も受賞。
沼尻 竜典  ぬまじり りゅうすけ /指揮者
リューベック歌劇場音楽総監督、びわ湖ホール芸術監督、トウキョウ・モーツァルトプレーヤーズ音楽監督。1990年ブザンソン国際指揮者コンクール優勝。以来ロンドン響、モントリオール響、シドニー響、ベルリン・ドイツ響、ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ響、フランス放送フィル、パリ室内管等のオーケストラ、ケルン、ミュンヘン、ベルリン、バーゼル、シドニー等の歌劇場へ客演している。第1回出光音楽賞受賞。
栗田 博文  くりた ひろふみ /指揮者
1988年、第23回東京国際音楽コンクール指揮部門において第1位優勝。1995年、第1回シベリウス国際指揮者コンクール(フィンランド)の最高位に輝く。同年、フィンランド放送交響楽団より招かれ、ヨーロッパデビューを果たし大好評を博す。クラシック音楽の古典から現代作品まで、幅広いレパートリーを持つほか、様々なジャンルとのコラボレーションも積極的に行っている。今後の活躍がさらに注目されている指揮者である。
日本フィルハーモニー交響楽団
1956年創立。“音楽を通して文化を発信する”日本フィルは、首席指揮者アレクサンドル・ラザレフを中心に質の高い音楽をお届けする「オーケストラ・コンサート」、音楽との出会いを広げる「エデュケーション・プログラム」、様々なコミュニティに貢献する「リージョナル・アクティビティ」という三つの柱で活動を行っている。
シエナ・ウインド・オーケストラ
1990年に結成されたプロフェッショナルのウインド・オーケストラ。首席指揮者に佐渡裕を擁し、最近では宮川彬良や青島広志など多彩な指揮者を迎えるなど、よりいっそう充実した活動を全国各地で展開している。テレビ朝日系列「題名のない音楽会」をはじめとする各メディアへも出演。エイベックス・クラシックスから多数リリースされているCDやDVDの大ヒットで注目を集めているほか、文京区や学校法人尚美学園と提携し、地域と密着したユニークな活動も展開している。
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
1975年設立。常任指揮者に高関健、桂冠名誉指揮者に飯守泰次郎を擁する。これまで『ニーベルングの指環』全4部作をはじめとするワーグナー作品を、飯守泰次郎の指揮で「東京シティ・フィル オーケストラル・オペラシリーズ」として上演し好評を博す。
1994年から東京都江東区と芸術提携を結び、音楽文化の振興を目的とした活動を幅広く行っている。2012年、宮本文昭が初代音楽監督として活躍し好評を博した。

楽曲紹介

  • ♪1:番組テーマ曲「Untitled Music」

    作曲・指揮: 久石譲
    ヴァイオリン: 五嶋龍
    演奏: 日本フィルハーモニー交響楽団

  • ♪2:「ミッション:インポッシブルのテーマ」

    作曲: L.シフリン
    編曲: 伊賀拓郎
    ヴァイオリン: 五嶋龍
    チェロ: 宮田大
    ピアノ: 萩原麻未
    指揮: 沼尻竜典
    演奏: 日本フィルハーモニー交響楽団

  • ♪3:「ゼルダの伝説より メインテーマ」

    作曲: 任天堂株式会社
    編曲: 山下康介
    ヴァイオリン: 五嶋龍
    指揮: 栗田博文
    演奏: シエナ・ウインド・オーケストラ

  • ♪4:「熊蜂の飛行」

    作曲: リムスキー=コルサコフ
    ヴァイオリン: 五嶋龍
    指揮: 沼尻竜典
    演奏: 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

  • ♪5:「ノクターン 第20番 遺作」

    作曲: F.ショパン
    編曲: N.ミルシテイン
    ヴァイオリン: 五嶋龍
    ピアノ: ユンディ・リ

  • ♪6:「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第2番」 第1楽章 Obsession(執念)

    作曲: E.イザイ
    ヴァイオリン: 五嶋龍