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2015.10.25

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歴史に残る名器と音楽家たち

五嶋龍版「題名のない音楽会」の新シリーズ。いろんなジャンルの音楽家たちが集い語り合い、新しい音楽を生み出す音楽のたまり場を作りました。今回は雅楽師・東儀秀樹さんとヴァイオリニスト・古澤巌さんをお迎えしお二人が所有する歴史的な希少楽器とその背景についてお話し頂きました。
♪東儀秀樹、古澤巌、飯尾洋一 他

出演者

東儀 秀樹  とうぎ ひでき /雅楽師
1959年東京に生まれる。東儀家は、奈良時代から今日まで1300年間雅楽を世襲してきた楽家である。
父の仕事の関係で幼少期を海外で過ごし、ロック、クラッシック、ジャズ等あらゆるジャンルの音楽を吸収しながら成長した。高校卒業後、宮内庁楽部に入る。宮内庁楽部在籍中は篳篥(ひちりき)を主に、琵琶、鼓類、歌、舞、チェロを担当。宮中儀式や皇居において行われる雅楽演奏会などに出演するほか、海外での公演にも参加、日本の伝統文化の紹介と国際親善の役割の一翼を担ってきた。その一方で、ピアノやシンセサイザーとともに雅楽の持ち味を生かした独自の曲の創作にも情熱を傾ける。
古澤 巌  ふるさわ いわお /ヴァイオリニスト
幼少よりヴァイオリンを始める。桐朋学園大学首席卒、文化庁給費留学生としてカーティス音楽院卒業。日本音楽コンクール第一位授賞。フィラデルフィア、ザルツブルグ、チューリッヒ、ロンドン、パリ等で、ミルシテイン、ヴェーグ、ギトリス等に師事。87年帰国後、葉加瀬太郎等とバンドを結成、新しいコンサート創りを始め現在に至る。「ピース・ライト・ボックス」CM出演。タイフーン、グラッペリ、アサド兄弟、高橋悠治とアルバムを発表。現在は、東儀秀樹、葉加瀬太郎、宮川彬良、ブラザートム等と共演、オーケストラだけでなく、各地の吹奏楽団とも共演を続ける。
飯尾 洋一  いいお よういち /音楽ジャーナリスト
音楽ジャーナリスト。著書に『クラシック音楽のトリセツ』(SB新書)、『R40のクラシック』(廣済堂新書)、『この一冊で読んで聴いて10倍楽しめる! クラシックBOOK』(三笠書房・王様文庫)他。雑誌、ウェブメディア、コンサート・プログラム、放送などで幅広く活動する。
クラシック音楽サイト CLASSICA http://www.classicajapan.com/wn/ でブログ発信中。

楽曲紹介

  • ♪1:愛のあいさつ

    作曲: E.エルガー
    ヴァイオリン: 五嶋龍
    ピアノ: 鳥羽亜矢子

  • ♪2:アルフィー

    作曲: B.バカラック
    編曲・篳篥: 東儀秀樹
    ピアノ: 佐藤雄大

  • ♪3:あなたを想い続けて

    作曲: A.Bocelli,D.Bongartz,G.Romita and F.V.D.Heijden
    編曲: 平沼有梨
    ヴァイオリン: 古澤巌
    ピアノ: 佐藤雄大

  • ♪4:朧月夜

    作曲: 岡野貞一
    編曲: 東儀秀樹、平沼有梨
    笙・篳篥: 東儀秀樹
    ヴァイオリン: 五嶋龍、古澤巌
    ピアノ: 佐藤雄大

今日の格言

幸福のために必要なのは、テーブルに椅子、フルーツ、そしてヴァイオリン