題名のない音楽会 毎週日曜あさ9時放送

BACKNUMBER これまでの放送

2016.11.13

陰と陽のベートーヴェンの音楽会

10歳からベートーヴェン生誕の地ドイツに移住し、世界を舞台に活躍するピアニスト小菅優さん、そしてウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のメンバーとして活躍されているヘーデンボルク直樹さんをゲストに迎え、ベートーヴェンの魅力を伝えました。楽曲が持つサプライズな演出とは?
♪小菅優、ヘーデンボルク直樹

出演者

小菅 優  こすげ ゆう /ピアノ
抜群のテクニックと美音、強い集中力と豊かな情感で聴く者を魅了、今最も注目され、国際的評価の高いピアニスト。2005年カーネギーホール・デビュー、06年ザルツブルク音楽祭で日本人ピアニストとして2人目となるリサイタル・デビューを果たし大成功を収め、10年再出演し、大絶賛を博す。録音は最新盤の「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集」を含む15枚のCDをソニーよりリリース。16年ベートーヴェンの室内楽、歌曲を含む全てのピアノ作品を徐々に取り上げる企画「ベートーヴェン詣」を始動。新日鉄音楽賞、アメリカ・ワシントン賞、ホテルオークラ音楽賞、出光音楽賞、文部科学大臣新人賞を受賞。

ヘーデンボルク 直樹  へーでんぼるく なおき /チェロ
ザルツブルク生まれ。12歳でモーツァルテウム管弦楽団と共演。93年、若い音楽家のための国際チェロコンクール第1位。03年ウィーン楽友協会大ホールにてソロデビュー。スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団、プラハ交響楽団、読売日本交響楽団、東京都交響楽団などと共演し、絶賛される。ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団の首席チェロ奏者を経て2011年よりウィーン国立歌劇場管弦楽団に入団およびウィーン・フィルハーモニー管弦楽団メンバー。室内楽にも積極的に取り組んでおり、アンサンブル・ラロのメンバーとして活躍している。06年より神戸国際芸術祭の音楽顧問を務める。

楽曲紹介

♪1:ピアノソナタ第17番 「テンペスト」第1楽章

作曲: L.v.ベートーヴェン
ピアノ: 小菅優

♪2:ピアノ三重奏曲 第5番 「幽霊」 第1楽章

作曲: L.v.ベートーヴェン
ピアノ: 小菅優
ヴァイオリン: 五嶋龍
チェロ: ヘーデンボルク直樹

今日の格言

ベートーヴェンほど情熱的でしかも内省的な芸術家には出会ったことがない
~J.W.v.ゲーテ~