題名のない音楽会 毎週日曜あさ9時放送

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2016.07.31

スポーツの祭典の音楽会

スポーツと音楽は密接な関係を持っています。人間というのは、肉体=スポーツ、精神=音楽(芸術)、そのどちらかが欠けても成立しないからです。ゲストにスポーツ評論家兼クラシック音楽評論家の玉木正之さんをお迎えし、そのスポーツと音楽の関わりを紐解きながらオリンピックに代表されるスポーツ音楽をオーケストラで奏でました。
♪玉木正之、藤岡幸夫、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

出演者

玉木 正之  たまき まさゆき /スポーツ&音楽評論家
1952年京都市生まれ。東京大学教養学部中退。在籍中よりスポーツ、音楽、演劇、映画に関する評論執筆活動を開始。小説も発表。『京都祇園遁走曲』はNHKでドラマ化。静岡文化芸術大学、石巻専修大学で客員教授、立教大学大学院、筑波大学で非常勤講師を務める。主著は『スポーツとは何か』(講談社現代新書)『彼らの奇蹟―傑作スポーツアンソロジー―』(新潮文庫)など。数多くのテレビ・ラジオの番組でコメンテイターも務める。

藤岡 幸夫  ふじおか さちお /指揮者
慶應義塾大学、英国王立ノーザン音楽大学指揮科卒。1994年「プロムス」にBBCフィルを指揮しデビュー、以後多くの海外オーケストラに客演。マンチェスター室内管弦楽団、日本フィルを経て、現在関西フィル首席指揮者。BSジャパン「エンター・ザ・ミュージック」(毎週月曜23:00)の立ち上げに参画し、指揮・司会として関西フィルと共に出演中。
公式ファンサイト http://www.fujioka-sachio.com/

東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 /オーケストラ
1975年設立。常任指揮者に高関健、桂冠名誉指揮者に飯守泰次郎を擁する。年間100回を超える公演は、東京オペラシティでの定期演奏会を柱にオペラ、バレエ公演、テレビ朝日「題名のない音楽会」などへのテレビ出演など多岐にわたり、数多くのCDをリリースしている。また地域コミュニティでの活動に積極的で、1994年から東京都江東区と芸術提携を結び、ティアラこうとう定期演奏会を始め、音楽文化の振興を目的とした活動を幅広く行っている。

楽曲紹介

♪1:「オリンピック・ファンファーレとテーマ」

作曲: ジョン・ウィリアムズ
指揮: 藤岡幸夫
演奏: 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

♪2:歌劇 「アイーダ」より 「凱旋行進曲」

作曲: G.ヴェルディ
一部編曲: 萩森英明
指揮: 藤岡幸夫
演奏: 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

♪3:「市民のためのファンファーレ」

作曲: A.コープランド
指揮: 藤岡幸夫
演奏: 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

♪4:「東京オリンピック・ファンファーレ」

作曲: 今井光也
指揮: 藤岡幸夫
演奏: 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

「オリンピック・マーチ」

作曲: 古関裕而
編曲: 萩森英明
指揮: 藤岡幸夫
演奏: 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

今日の格言

作曲とは彫刻のようなもの。石の塊に埋まる像を見つけ出すのだ。
~ジョン・ウィリアムズ~