題名のない音楽会 毎週日曜あさ9時放送

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2016.04.10

ヴェンゲーロフの音楽会

現代のクラシック界を代表する「若きキング・オブ・ヴァイオリニスト」マキシム・ヴェンゲーロフをお迎えし、ヴァイオリンの難曲を披露していただきました。客席には小林美樹さんをはじめ日本のプロ・ヴァイオリニストが集結。その凄さを語り、ヴェンゲーロフの凄さを浮き彫りにしました。更に、指揮者としても活躍するヴェンゲーロフが、吹奏楽でも人気のロシアの名曲を指揮しました。
♪マキシム・ヴェンゲーロフ、小林美樹、東京フィルハーモニー交響楽団 他

出演者

マキシム・ヴェンゲーロフ /ヴァイオリニスト
KING of VIOLINとして世界の檜舞台で演奏し、指揮者としても活動する『今世紀の巨匠』とまで称される音楽家。6歳で協奏曲デビューし、13歳で来日して2種類のリサイタルと3曲の協奏曲を演奏して『100年にひとりのヴァイオリニスト』と驚愕された。録音はグラミー賞など多数受賞。ロンドン王立音楽アカデミー特別教授、国際メニューイン音楽アカデミー芸術監督、オックスフォード響とクイーンズランド響の指揮者、ユニセフ国際親善大使。

小林 美樹  こばやし みき /ヴァイオリニスト
2011年、5年に一度ポーランドで行われている難関ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリンコンクールで第2位を受賞し、一躍注目を集める。その後の国内外での活動は目覚ましく、ポーランドでマキシム・ヴェンゲーロフ指揮による演奏会をはじめ、国内主要オーケストラからも数多くの演奏会に招かれている。CDは3枚リリースされ、2011年のデビューCDは「レコード芸術」誌の推薦盤に選ばれた。これまでに、ヴァイオリンを石塚千恵、徳永二男の両氏に師事。現在、ウィーン私立音楽大学でパヴェル・ヴェルニコフ氏に師事。2014年、第24回出光音楽賞を受賞。

12人のヴァイオリニスト /ヴァイオリニスト
ヴァイオリニスト高嶋ちさ子が、2006年に立ち上げた“観ても、聴いても、美しく、楽しい”ヴァイオリン・アンサンブル。コンサートでは、クラシックの名曲のみならず、様々なレパートリーを12本のヴァイオリン・アレンジで演奏する。個性豊かなメンバーがステージを彩り、お客様に参加していただくオリジナルコーナーや振り付けを加えた演奏など、ヴァイオリンという楽器をより身近に感じ、楽しんで頂けるようなコンサート作りを目指している。これまでに8枚のアルバムをリリース。幅広い世代に愛されている女性だけのヴァイオリン・アンサンブルである。

東京フィルハーモニー交響楽団
1911年創立。2011年、日本のオーケストラとして最初の100周年を迎えた。約140名のメンバーをもち、シンフォニーオーケストラと劇場オーケストラの両機能を併せもつオーケストラ。2010年4月より、ベルリン国立歌劇場やメトロポリタン歌劇場をはじめとする世界の楽壇で活躍するダン・エッティンガーを常任指揮者に迎える。自主公演の他、新国立劇場などでのオペラ・バレエ演奏、NHK他での放送演奏など、高水準の演奏活動を展開。 Bunkamuraオーチャードホールとフランチャイズ契約を結び、東京都文京区、千葉県千葉市、長野県軽井沢町、新潟県長岡市と事業提携している。
公式ウェブサイト http://www.tpo.or.jp

楽曲紹介

♪1:「2人のヴァイオリンの為の奇想曲(カプリス)」

作曲: H.ヴィエニャフスキ
ヴァイオリン: マキシム・ヴェンゲーロフ、五嶋龍

♪2:「ツィガーヌ」

作曲: M.ラヴェル
ヴァイオリン・指揮: マキシム・ヴェンゲーロフ
演奏: 東京フィルハーモニー交響楽団

♪3:「祝典序曲」

作曲: D.ショスタコーヴィチ
指揮: マキシム・ヴェンゲーロフ
演奏: 東京フィルハーモニー交響楽団

今日の格言

音楽とはまず感情的であるべきで その次に知的でなければならない
~M.ラヴェル~