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2016.03.27
いま音楽業界が注目する4人の音楽家たち
今や日本の若手クラシック演奏家たちは難関コンクールで上位入賞するなど、世界中の注目の的となっております。本日はとりわけ音楽業界の達人たちが注目する4人の演奏家を選出し、その理由などもお伝えしつつお送りしました。
♪反田恭平、辻井伸行、成田達輝、吉田誠 他
出演者
反田 恭平 そりた きょうへい ／ピアニスト
2012年 高校在学中に、第81回日本音楽コンクールで第1位、併せて聴衆賞を受賞。'14年チャイコフスキー記念国立モスクワ音楽院に首席で入学。'15年チッタ・ディ・カントゥ国際ピアノ協奏曲コンクール古典派部門で優勝。7月にはデビューCD「リスト」をリリース。'16年1月のデビュー・リサイタルはサントリーホール2000席を完売し、圧倒的な演奏で観客を惹きつけた。現在、学業を優先させつつ、ロシアを拠点に国内外で活躍している。
辻井 伸行 つじい のぶゆき ／ピアニスト
2009年6月に第13回ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールで日本人として初優勝して以来、国際的に活躍。15年5月には佐渡裕指揮、トーンキュンストラー管弦楽団との共演でウィーン・デビュー。11月にはゲルギエフ指揮ミュンヘン・フィルとドイツ及び日本で共演。16年もオルフェウス室内管との日米ツアーなどを予定。CDは2度の日本ゴールドディスク大賞を受賞。作曲家としては映画《神様のカルテ》で「第21回日本映画批評家大賞・映画音楽アーティスト賞」受賞。
※辻井伸行さんの姓の「辻」は正式には、点がひとつの「辻」です。
成田 達輝 なりた たつき ／ヴァイオリニスト
札幌市出身。2010年ロン＝ティボー国際コンクール第2位、サセム賞、12年エリザベート王妃国際音楽コンクール第2位、及びウジェーヌ・イザイ賞を受賞し、一躍脚光を浴びる。パリ国立高等音楽院修了。2016年にはピエタリ・インキネン指揮プラハ交響楽団との日本ツアー(1月)のほか、リサイタルや国内外のオーケストラと共演が決定している。2013年、初のCD「フランク：ヴァイオリン・ソナタ、フォーレ：ヴァイオリン・ソナタ第２番他」を発売。今までにホテルオークラ音楽賞、第24回出光音楽賞、上毛芸術文化賞、道銀芸術文化奨励賞音楽賞受賞。
吉田 誠 よしだ まこと ／クラリネット奏者
兵庫県生まれ。5歳よりピアノを、15歳からクラリネットを始める。2006年、東京藝術大学入学後、渡仏。08年、パリ国立高等音楽院に首席入学を経て、ジュネーヴ音楽院にも首席入学し、研鑽を積んだ。第5回東京音楽コンクール木管部門第1位及び聴衆賞受賞。日本各地でリサイタルを行うほか、ヨーロッパでも積極的に活動。これまでにソリストとして国内外主要オーケストラとも多数共演。小澤征爾、湯浅勇治の各氏のもとで指揮も学んだ。
楽曲紹介
♪1：タランテラ 巡礼の年 第2年補遺 「ヴェネツィアとナポリから」
作曲： Ｆ．リスト
ピアノ： 反田恭平
♪2：「ピアノソナタ 第８番 悲愴」第２楽章
作曲： Ｌ．ｖ．ベートーヴェン
ピアノ： 辻井伸行
♪3：「バンジョーとフィドル」
作曲： Ｗ．クロール
ヴァイオリン： 成田達輝
ピアノ： 萩原麻未
♪4：「ディスコ=トッカータ」
作曲： Ｇ．コネッソン
クラリネット： 吉田誠
チェロ： 横坂源
今日の格言