題名のない音楽会 毎週日曜あさ9時放送

BACKNUMBER これまでの放送

2016.02.14

辻井伸行によるベートーヴェンの音楽会

世界を舞台に活躍を続ける人気ピアニストの辻井伸行さんが現在取り組んでいるのが「3大ピアノ協奏曲」の1曲であるベートーヴェン「ピアノ協奏曲第5番<皇帝>」。辻井さんの演奏を交えながら、彼のベートーヴェンへの想いを語りました。さらに五嶋龍とベートーヴェン作品の魅力や人間像について熱く語り合いました。
♪辻井伸行、太田雅音、東京フィルハーモニー交響楽団 他

出演者

辻井 伸行  つじい のぶゆき /ピアニスト
2009年6月に第13回ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールで日本人として初優勝して以来、国際的に活躍。15年5月には佐渡裕指揮、トーンキュンストラー管弦楽団との共演でウィーン・デビュー。11月にはゲルギエフ指揮ミュンヘン・フィルとドイツ及び日本で共演。16年もオルフェウス室内管との日米ツアーなどを予定。CDは2度の日本ゴールドディスク大賞を受賞。作曲家としては映画《神様のカルテ》で「第21回日本映画批評家大賞・映画音楽アーティスト賞」受賞。
※辻井伸行さんの姓の「辻」は正式には、点がひとつの「辻」です。

太田 雅音  おおた まさね /指揮
1985年生まれ。大阪府出身。両親共に音楽家の家庭に生まれ3歳よりヴァイオリンを始める。東京藝術大学附属高校を経て東京藝術大学卒業。2006年東京藝術大学在学中、弱冠21歳ながら日本センチュリー交響楽団のコンサートマスターに就任。2011年まで務める。2010年秋より拠点をドイツに移し本格的に指揮者に転向、ミュンヘン、ドレスデンにて研鑽を積む。クリスティアン ティーレマン氏に認められ氏のリハーサル、演奏会を聴講。またロームミュージックファンデーション指揮セミナーにおいて小澤征爾氏により指揮研修生に選ばれ氏の特別レッスンを受講。湯浅勇治、三ツ石潤司の各氏より指導を受ける。2012年よりドレスデン音大大学院指揮科で学ぶ。2015年10月にはダニエル ハーディング氏のアシスタントを務めるとともにマスタークラスを受講。同年12月にはマキシム ヴェンゲーロフ氏と共演するなど活躍の幅を広げている。

東京フィルハーモニー交響楽団
1911年創立。2011年、日本のオーケストラとして最初の100周年を迎えた。約150名のメンバーをもち、シンフォニーオーケストラと劇場オーケストラの両機能を併せもつオーケストラ。2010年4月より、ベルリン国立歌劇場やメトロポリタン歌劇場をはじめとする世界の楽壇で活躍するダン・エッティンガーを常任指揮者に迎える。自主公演の他、新国立劇場などでのオペラ・バレエ演奏、NHK他での放送演奏など、高水準の演奏活動を展開。オーチャードホールとフランチャイズ契約を結び、東京都文京区、千葉県千葉市、長野県軽井沢町と事業提携している。
公式ウェブサイト http://www.tpo.or.jp

楽曲紹介

♪1:「ピアノ協奏曲 第5番 皇帝」 第1楽章 冒頭

作曲: L.v.ベートーヴェン
ピアノ: 辻井伸行
指揮: 太田雅音
演奏: 東京フィルハーモニー交響楽団

♪2:「ピアノ協奏曲 第5番 皇帝」 第1楽章より

作曲: L.v.ベートーヴェン
ピアノ: 辻井伸行
指揮: 太田雅音
演奏: 東京フィルハーモニー交響楽団

♪3:「ピアノ協奏曲 第5番 皇帝」 第2楽章、第3楽章より

作曲: L.v.ベートーヴェン
ピアノ: 辻井伸行
指揮: 太田雅音
演奏: 東京フィルハーモニー交響楽団

今日の格言

運命の喉を締めつけてやる。私を破滅させることなどはできない。
~L.v.ベートーヴェン~