題名のない音楽会 毎週日曜あさ9時放送

BACKNUMBER これまでの放送

2015.12.06

超絶技巧の音楽会

超絶技巧を駆使し、演奏の直後に拍手喝采が巻き起こる曲があります。なぜ、それらの曲は一瞬にして人の心を惹きつけるのか?クラシックと日本音楽の代表的な超絶技巧曲を披露してもらい、そのパワーに触れました。
♪村主章枝、一噌幸弘、田中彩子、沼尻竜典、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

出演者

村主 章枝  すぐり ふみえ /プロフィギュアスケーター
幼少期を米国・アラスカ州アンカレッジで過ごし、帰国後6歳でフィギュアスケートをはじめる。1997年、16歳にして全日本選手権で初優勝。以降計5度に渡る全日本選手権優勝、冬季五輪2大会連続入賞、四大陸フィギュアスケート選手権3度の優勝等、輝かしい戦績を誇る。2014年11月、28年に渡る競技者生活を引退し、プロフィギュアスケーターとしての活動を続けながら、コリオグラファー(振付師)としても、次世代スケーターの育成に励む。

一噌 幸弘  いっそう ゆきひろ /能楽師一噌流笛方
能楽一噌流笛方として9歳の初舞台以降数々の能舞台をつとめる一方、和洋各種の笛を自在に演奏。国内外の様々なアーティストと共演し、能楽古典を源流とした比類なきオリジナル音楽はあらゆるジャンルの壁を突き破った可能性豊かな表現として注目されている。日本文化藝術財団より第二回「創造する伝統賞」受賞。重要無形文化財総合指定保持者/国立能楽堂講師前任 http://issoyukihiro.com/

田中 彩子  たなか あやこ /ソプラノ歌手
10代から、その類いまれなコロラトゥーラの才能を注目され、ウィーンにおいて本格的に声楽を学ぶ。22歳でベルン州立歌劇場(スイス)において史上最年少ソリスト・デビューを果たし大きな話題を集める。その後、ロンドンの名門オーケストラであるロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の定期公演への出演を果たすなど華やかなキャリアを重ねている、期待のソプラノ。14年11月、CD「華麗なるコロラトゥーラ」を発売。

沼尻 竜典  ぬまじり りゅうすけ /指揮者
リューベック歌劇場音楽総監督、びわ湖ホール芸術監督、トウキョウ・モーツァルトプレーヤーズ音楽監督。1990年ブザンソン国際指揮者コンクール優勝。以来ロンドン響、モントリオール響、シドニー響、ベルリン・ドイツ響、ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ響、フランス放送フィル、パリ室内管等のオーケストラ、ケルン、ミュンヘン、ベルリン、バーゼル、シドニー等の歌劇場へ客演している。

東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
1975年設立。常任指揮者に高関健、桂冠名誉指揮者に飯守泰次郎を擁する。これまで『ニーベルングの指環』全4部作をはじめとするワーグナー作品を、飯守泰次郎の指揮で「東京シティ・フィル オーケストラル・オペラシリーズ」として上演し好評を博す。
1994年から東京都江東区と芸術提携を結び、音楽文化の振興を目的とした活動を幅広く行っている。2012年、宮本文昭が初代音楽監督として活躍し好評を博した。

楽曲紹介

♪1:熊蜂の飛行

作曲: リムスキー=コルサコフ
ヴァイオリン: 五嶋龍
指揮: 沼尻竜典
演奏: 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

♪2:歌劇 魔笛より「夜の女王のアリア」
「復讐の心は地獄のようにわが胸に燃え」

作曲: W.A.モーツァルト
ソプラノ: 田中彩子
指揮: 沼尻竜典
演奏: 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

♪3:空乱12拍子

作曲・田楽笛: 一噌幸弘
指揮: 沼尻竜典
演奏: 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

♪4:レジェンデ より

作曲: H.ヴィエニャフスキ
ヴァイオリン: 五嶋龍
ピアノ: 沼尻竜典

今日の格言

演奏家はリスクを冒さなければいけない
~H.ヴィエニャフスキ~