日本人はなぜドヴォルザークが好きなのか?~名曲百選(8)ドヴォルザーク交響曲第8番 |
ドヴォルザークの作品の中で最もチェコらしい、ボヘミアの国民主義的色彩の濃厚な「交響曲第8番」。「家路」や「ユーモレスク」を始め、日本ではドヴォルザーク作品が昔から親しまれていますが、なぜ日本人はドヴォルザークが好きなのでしょうか?脳科学者・茂木健一郎さんとおなじみ青島広志さんと共にその秘密に迫りました。
♪茂木健一郎(脳科学者)、青島広志(作曲家)、東京チンドン倶楽部、佐渡 裕(指揮)、
東京フィルハーモニー交響楽団
○茂木 健一郎 もぎ けんいちろう/脳科学者
ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー、東京工業大学大学院連携教授、早稲田大学国際教養学部非常勤講師。1962年東京生まれ。2008年からラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭のクラシックアンバサダーを務める。主な著書に『脳は0,1秒で恋をする』『音楽の捧げもの ルターからバッハへ』『すべては音楽から生まれる』(PHP研究所)などがある。
○青島広志 あおしま ひろし/作曲家
1955年東京生まれ。東京藝術大学大学院(修士課程)を首席で卒業。オペラに造詣が深く、オペラの自作品も数多く、高い評価を受ける。また、独自のユニークな視点での執筆活動、音楽会の構成、演出、指揮・ピアノ出演、最近はイラストレーターとしてなど多岐にわたり活躍中。現在東京藝術大学・都留文科大学講師。「題名のない音楽会」アドバイザー。
○東京チンドン倶楽部 とうきょうちんどんくらぶ
’85年、東京の老舗チンドン屋「長谷川宣伝社」及び「瀧廼家五朗八」に入門、’96年、新世代チンドンを目指し独立、「東京チンドン倶楽部」を旗揚げ。東京都無形文化財、江戸里神楽師・松本源之助に師事し、寿獅子舞、江戸祭囃子を修得。祭囃子を取り入れた江戸前スタイルのチンドンを信条に、北は北海道から南は沖縄まで全国的に活躍中。イギリス、韓国、インドネシア、ブルネイと4度の海外遠征もおこなう。
○東京フィルハーモニー交響楽団
1911年創立の日本で最も伝統あるオーケストラ。2001年4月に新星日本交響楽団と合併し、日本で初めてシンフォニーオーケストラと劇場オーケストラの両機能を併せ持つオーケストラとなり、スペシャル・アーティスティック・アドヴァイザーにチョン・ミョンフンが就任。定期演奏会を中心とする自主公演、新国立劇場などでのオペラ・バレエ演奏、放送演奏、教育プログラムなどの国内活動をはじめ、近年はアジアツアーなど海外公演でも高い評価を得ている。

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