アメリカの作曲家、ホルン奏者、教育者のクロード・トーマス・スミスによって1986年に作曲された吹奏楽のための作品。アメリカ空軍ワシトンD.C.バンドの委嘱によって作曲されました。作者はアメリカ陸軍軍楽隊でホルン奏者をしていた経験もあります。
「ローマの祭」はローマの風物を描いたレスピーギによる交響詩の三部作の最後の作品で、古代ローマ、ロマネスク、ルネサンスおよび現代のローマの祭を描いた作品。「チルチェンセス」はアヴェ・ネローネ祭ともいわれ、暴君ネロが円形劇場で人間と猛獣を闘わせた残酷な祭がテーマの作品。殉教者の歌声や猛獣の咆哮などが描写されています。
「主顕祭」は現代の祭で、クリスマスの後に東方の三賢人がキリストを訪ねてやってきたことを祝う祭。ベファーナという老女がプレゼントを持ってくるといいます。この曲では祭の中の様々な風景(喧騒、田舎風メロディ、舞曲、見せ物小屋の手回しオルガン、物売りの声、酩酊した人の歌声など)が描写されています。
指揮 : |
佐渡 裕 |
演奏 : |
シエナ・ウインド・オーケストラ
坂戸真美(パイプオルガン) |
|